2019年01月25日

明浄社会人講座(8)中村「観光学、大空を翔けめぐる舞台裏」

 第8回となる社会人講座は、中村真典先生の「観光学、大空を翔けめぐる舞台裏」です。
 中村先生は、日航で客室乗員の指導をはじめとして、主要な役職を経て来られた方です。その豊富で多彩な経験を踏まえて、我々には見えない飛行機の中での舞台裏を語ってくださいました。ちょうど1週間後に、私は飛行機の中にいます。お話の1つ1つが、旅人にはすべてが血となり肉となるものでした。
 本年4月より導入される、新型政府専用機ボーイング777型機のサービス訓練の指導を中村先生がなさったことは、私もテレビで拝見しました。意外な経験が次々と話題になっていき、楽しい話の連続でした。
 本日のお話は、昨年3月に刊行された『元CA訓練部長が書いた日本で一番やさしく、ふかく、おもしろい ホスピタリティの本』(晃洋書房)から抜き出された内容をもとにして、そこには書ききれなかったことなどを語ってくださったのです。中でも、飛行機の中にあるトイレの話がもっとも興味深く伺いました。これは、飛行機に乗ったら、特に国際線の場合は誰もがお世話になる場所だからです。シンクと調理場の水は機外に放出し、汚水は空気で後方に吸い上げて水分がない状態で溜めているそうです。トイレのあのヴォーっというバキューム音の理由がわかりました。
 昨年末に「007」シリーズ24作が一挙に放送されました。歴代のジェームスボンドを見比べるのが好きな私は、『007/オクトパシー』と『007/美しき獲物たち』の2作以外は、すべて観ました。夜中も寝ずに。
 その中で、第7作の『007/ダイヤモンドは永遠に』に登場する偽ソムリエと”クラレット”「シャトー・ムートン・ロートシルト」のことも、今日の話題に上りました。私には無縁のファーストクラスなどでは、ワインに関してもいろいろなエピソードがあるのです。
 中村先生のご著書に関わるネタをバラさないようにするためにも、楽しかったお話のことはこれくらいで止めておきます。
 客室乗務は、人間が相手の仕事です。それだからこそ、人間ならではの逸話や感動劇がたくさんあるようです。その一端から、人間が持つ魅力に共感が得られる機会をいただきました。飛行機の中で、日々ドラマは展開しているのです。
 最後は、「知識と情報が仕事を楽にする」という言葉で話を締めくくられました。楽しい、おもしろい話の合間合間に、学ぶことの大切さを教えていただきました。受講者の方からも、話の切れ目切れ目で、さまざまな疑問や質問がでました。それにも、中村先生は丁寧に応えておられました。そうした質問タイムに、なかなか伺えない裏話がいくつも聞くことができました。疑問や質問をストレートにぶつける、というスタイルの講座は活き活きとしてきます。

 前回の講座の帰りには、乗換駅で大怪我をして救急車で運ばれ、手術となりました。そのことが気になっていたので、今日は帰りの経路を変えました。高校の近くのJR美章園駅から天王寺駅→大阪駅→京都駅→地下鉄北大路駅→京都市バスと乗り継いで帰りまた。たしかに、前回のようなトラブルはありませんでした。ただし、最初の美章園駅で一駅(所要時間2分)乗るだけなのに15分の待ち時間、天王寺駅で8分、大阪駅で10分、京都駅で5分、市バスが7分もの待ち時間がありました。通算すると、駅のホームでボーッと45分。さらには、交通費が非常に高くつきました。何事もなかったからいいものの、ある意味ではリスクの高い帰宅経路でした。

 この全10回の社会人講座も、残すところあと2回となりました。
 毎回、興味深い話が展開しています。いつも受講者の方は、知的で贅沢な時間をありがとうございます、と言って帰っていかれます。講師の先生とともに、満足していただけて良かった良かった、と言って会議室の後片付けをして帰ります。参加者は少ないながらも、充実した講座が展開しています。
 この講座が始まるまでは、学校側の無理解と非協力的な対応が続き、いろいろと難儀な思いをしました。しかし今は、挫けずに初心を貫徹してよかった、と思っています。あらためて、知的好奇心が旺盛な受講者と作り上げるレベルの高い社会人講座の意義を、再認識しています。街のカルチャースクールとは異なる、フリー・ディスカッションで盛り上がる社会人講座は、円熟した高齢化社会においては、これからますます求められるものとなることでしょう。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ■講座学習
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。