2019年01月15日

明浄社会人講座(7)本多「京都学、都市と神社の意外な関係」

 新年第1回目の講座は、本多健一先生の「京都学、都市と神社の意外な関係」です。この講座は、先週11日(金)に開催されたものです。本多先生のご著書については、「読書雑記(232)本多健一『京都の神社と祭り』」(2018年07月11日)で紹介しています。

 まず、住んでいる地域の土地の守り神である氏神(産土神)と氏子の地域を地図に示した資料を配布してくださいました。本邦初の、貴重な地図だとのことです。それを踏まえて、京都の神社のことを考えていきました。
 現在の京都市内には約300の神社が登録されています。その京都では、氏神さまの名前が地域住民からはスラスラと出るのに対して、大阪はなかなか出てこない傾向があるそうです。それは、住民の意識以外にも、街の成り立ちが関係しているようです。
 京都で広い地域に氏子を持つ代表的な神社9社は、いずれも平安京の外側にあります。なぜ?、という問いかけがなされました。これは次の分類でもわかる通り、自然信仰と都市生活の違いが関係しているようです。

・平安京以前=賀茂(上下)、松尾、稲荷
  /原始的な自然信仰(神体山、磐座)
・平安京以降=祇園、北野、御霊(上下)、今宮
  /都市生活から生まれた新しい神、都市住民の祈願


 さらには、平安京での糞尿の始末をどうしていたのかが問題にされました。肥料になる前の時代のことです。これは、おもしろいテーマです。
 疫病を起こすのは怨霊・御霊・疫神だと信じ、慰撫のための御霊会を行うようになったのです。『日本紀略』(994年6月27日条)にある船岡での御霊会も平安京の外。これが、今の出雲路の御霊祭や八坂の祇園祭などにつながっていく、疫病対策のお祭りです。
 マンションが建つと、氏子組織が壊されていくようです。そんな中でも、京都では祇園祭ブランドがあるので、保たれているようです。
 氏子を持たない神社もあり、大阪では住吉大社などがそうだとのことでした。
 このようにして、お話が今につながり、納得です。
 今の時代の神社のありようには、興味深いものがあります。そうした問題意識を、いろいろな切り口から刺激してもらえたお話でした。
 
 この講座が終わってからの、帰り道のことでした。地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅で乗り換える時に、過日も記したように、自動改札を出た所で人がぶつかって来られたために、頭に強烈な一撃を受ける事故に遭ったのです。夜の9時頃でした。その後、救急車のお世話になり、病院で手術を受けることになりました。まさに、災難は突然やって来ます。多くの方々が親切にしてくださいました。おかげさまで、もう大分よくなりました。注意をしましょう、と言っても無理なことはあります。こんな事故に巻き込まれたら、即座にどのように対処するか、ということは、日ごろから考えておいてもいいと思います。これが、今回得た教訓です。
 
 
 
posted by genjiito at 22:36| Comment(0) | ■講座学習
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