2019年01月13日

京都ライトハウスで「新春! 東西でかるたを楽しむ会」

 東京の「点字・拡大文字付き百人一首〜百星の会」と、大阪の「大阪点字付きかるたを楽しむ会」との合同企画である、「新春!東西でかるたを楽しむ会」の初日(12日土曜日)は、京都ライトハウスが会場です。
 東京方面から参加の、目が見えない方6名と見える方5名の11名を、新幹線中央口でお出迎えしました。そこへ、さらに大阪組2名が合流。出迎え組は、私の関係者5名です。
 到着のみなさまには中央口改札前でいくつかのグループに分かれていただき、お昼のお弁当を買うために「The CUBE 京名菓・名菜処 亰(みやこ)」へご案内しました。ここは駅弁とは違う、京都の名店が提供するお弁当が手に入るのです。お弁当選びのお手伝いを、まずは出迎え組がします。

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 そのお弁当を持って、地下鉄で北大路駅まで移動。そこからは予定していたバスではなくてタクシーになりました。いつもお世話になっている京都ライトハウスの野々村さんが、玄関まで出迎えに来てくださっていました。
 早速、駅で手に入れたお弁当を「ふれあいカフェ きらきら」でいただきます。お弁当とはいえ老舗の味なので、豪華な御菜の昼食会です。
 開会前に、野々村さんに館内を案内してもらいました。幅広い活動を展開しておられる施設なので、見所がたくさんです。私は、点字ブロックで突起の低いものに注意が向きました。

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 現在、街中に張り巡らされている点字ブロックは、不必要な箇所が多過ぎるという私見を持っています。このことは、「点字ブロックは本当に視覚障害者のための物でしょうか」(2018年10月22日)という記事で問題提起をしました。あの突起でつまずく障害者や高齢者が多いことや、車イスが困ることを考慮した設置をすべきだ、と思っています。もし、補助金や既得権の関係でどうしても敷き詰めたいのであれば、この低突起の点字ブロックにすべきでしょう。また、細い線で誘導する方式も、つまずきや車椅子には効果的です。
 いろいろと問題はあるにしても、多くの方が気持ちよく安全に歩ける対策を検討してほしいものです。そのためにも、不自由な移動を強いられている方々の幅広い意見を聴取すべきです。私の周辺には、現在のバリアフリー対策に異見を持つ方が多いことを明記しておきます。
 さて、この日の参加者は30数名(関係者を入れると50名弱?)と大盛況です。かるた会は、世話役である関場さんの名調子で進行します。名札を付けて、楽しい自己紹介から始まりました。今回は、和歌山、兵庫、大阪、京都、愛知、東京、千葉、埼玉、福島と、本州の各地から駆けつけて来ておられます。
 開会の挨拶の後はすぐに、渡邊寛子先生(福島県立盲学校)がご自身で選ばれた恋の歌10首を、一首ずつ恋心を読み解きながらの解説がありました。わかりやすい、ユーモアたっぷりの話ぶりです。平安時代の文化的な背景も盛り込んだ名解説でした。
 最後の「きりぎりす」の歌については、全員に人形(ひとがた)が配られ、「ころもかたしき」の説明がありました。実際に着物姿の人形を触りながら説明を聞くと、実感としてよくわかりました。
 京都小倉かるた会のみなさんも、読み手や審判として大活躍です。点字毎日の新聞記者さんも取材に余念がありません。
 初心者用のグループや、体験者のためのワークショップもあります。
 実戦形式の対戦は、ギャラリーを釘付けにします。

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 盲聾の方も練習をしておられます。見えない、聞こえない方は、どのようにしてカルタを取られるのか、じっくりと拝見しました。ブレイルメモを2台使っての、思いもしなかった方法が導入されていました。次の写真をご覧ください。

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 まず、読み上げられている歌の読みを、写真右手の人がブレイルメモに点字データとして入力します。そして、そのデータをWi-Fi機能を活用して、写真左手の盲聾の方のブレイルメモに送るのです。盲聾の方は、自分のブレイルメモに表示される点字をリアルタイムに触読し、その歌が書かれたかるたがあらかじめ覚えたどの位置にあったものであるかを思い出して取る、ということになるのです。

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 まさにこれは、文明の利器を最大限に活用した、ハイテク技術を駆使した新時代のかるた取り、といえるでしょう。
 部屋を2つに仕切ってのワークショップは大盛り上がりの内に終わり、最後に表彰式がありました。
 閉会後は、宿泊場所となっている宇多野の宿泊場所に移動します。ただし私は、十数時間前に頭部を手術して間もないため、一旦我が家に帰り明日の英気を養うことにしました。幸い、手術を受けた右目も問題がなく、頭痛も吐き気も起きませんでした。一日中フル回転したにもかかわらず、何もなかったのですから、深夜の救急診療と緊急手術は大成功だった、ということです。まずは一安心というところで、1日目が無事に終わりました。
 参加者のみなさま、お疲れさまでした。そして、ご案内で至らなかった点はご寛恕のほどを。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ■視覚障害
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