2018年12月20日

キャリアアップ講座(その14)『源氏物語』のくずし字を読む(実感実証の勉強会)

 新年も間近なので、豪華な『百人一首』のカルタを見てもらいました。複製ながら、近衛家旧蔵のものです。貴族文化の一端がうかがえるカルタで、日本文化の華やかさを実感してもらおうというものです。

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 次に、貝合わせです。これは、学生が作ったものながら、精巧に出来た優品です。貝合わせというゲームをイメージするのに役立ちます。

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 複製であれ、模造品であれ、実物に近いものを触り、間近に見ることは、自分の知見を具体的に定着させます。特に、触ることは大事です。

 今日の仮名文字の特訓は、『国立歴史民俗博物館蔵『源氏物語』「鈴虫」』の12丁裏4行目から14丁表最終行末までを確認しました。
 行が揃わないままに書写されている丁があり、なぜ行が曲がっているのかを考えました。結論は、書写にあたって用いていた糸罫が歪んで置かれたままに書き出したからではないか、ということに落ち着きました。

 この講座は、新年に2回開催したら終了です。テキストはあと数丁を残すのみなので、無事に「鈴虫」を終えられそうです。
 次回も、いろいろな物を見てもらう予定を組んでいます。これまで誰にも見てもらっていない、チベットの方が手書きしたタンカの中でも、六道輪廻の図を数本持参するつもりです。また、インドで手に入れた物語絵の実物も数葉用意しています。実物を見てもらい、『源氏物語』の「鈴虫」巻の仏事場面の背景を実感してもらうつもりです。変体仮名を読みながら、実感実証の勉強会となっています。
 
 
 
posted by genjiito at 20:58| Comment(0) | ■講座学習
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