2018年12月13日

【聞き取り報告】今年から妊娠したら「妊婦加算」という罰金刑?がかかっていたこと

 今日、12月13日(木)のニュースで、見逃せないものが2件ありました。

(1)2019年度の税制改正で、シングルマザーなどの未婚の一人親に対して、住民税の軽減措置を導入することが検討されることになったようです。

(2)妊婦が病院で受診した場合、「妊婦加算」という自己負担が平成30年4月1日から請求されていました。それが、2020年度に向けて上乗せ徴収をせず、制度自体も廃止への検討が始まったそうです。

 この2件は、次の世代を担う子供たちに関係する問題です。これから、この社会から身を引いていく我が身のことを思い、さらにはこの世から姿を消していくことも切実な課題となってきた私には、この2件はいろいろと考えさせてくれるニュースです。

(1)は、今の私には喫緊の課題ではないので、しばらく措きます。

(2)は、我が家に直結する問題です。
 昨日、来年早々に第二子を出産する予定の家族が、「妊婦加算」と記された紙を見せてくれました。「妊婦加算」について私は、聞いたことがある程度の認識でした。 しかし、聞いてみると、とんでもないものであることがわかりました。マスコミなどの報道は、いろいろなところに配慮した書き振りです。しかし、実際に直面している家族の話を聞くと、他人事として評論家ぶっていてはいけないことを思い知らされました。
 妊婦の受診にあたっては、初診で750円、再診以降は毎回380円が加算されていたのです。しかも、手の込んだことに、この「妊婦加算」という文字列は、領収書には書かれていません。領収書の「初診・再診料」の欄にまとめて加算されています。それでは、「妊婦加算」という文字列や項目はどこに書かれているのかというと、もう1枚別の、明細書の中の「初診・再診料」の下の段に、紛れ込ませるようにこっそりと書かれていたのです。しかも、その明細書に印字されていた文字の大きさが、領収書よりも格段に小さい文字です。露骨にいやらしい手口です。まさに、妊娠したことに対する罰金刑です。
 これは、「妊婦税」だとも言われているようです。マスコミは、このことで不満を煽らないような書き方で、波風が最低限に収まるような記事に仕立てていました。しかし、これは、ありていに言えば、わかりやすく言えば、妊娠した人に対する罰金以外の何ものでもありません。省庁や医療関係者のコメントを引くマスコミの記事を通して見る限りでは、報道機関も含めて、自分とは関係ない広い視点からの聖人君子を気取った説明文にしか読めません。というよりも、今から遡ること8ヶ月前から実施されていたことであり、それに私が気付かなかっただけ、という問題ではすまないように思います。
 妊娠したというだけで、医療機関に支払うお金が10ヶ月で1万円以上も余分に払うことになるのです。妊娠しても、おちおち病院へなど行っていられません。その間に体調を崩しても、うかつに病院へも行けません。コンタクトレンズにも加算されるのです。
 妊婦の診察に「妊婦加算」が徴収されていることに関して、今日は大学で学生に聞いてみました。すると、ただの一人として、このことを知っている学生はいませんでした。これでは、「堕ろすしかない」という反応もいたしかたないと言えるでしょう。このままでいいのか、大いに疑問に思っていたところです。そこへ、上記のニュースにあるように、この「妊婦加算」の制度の廃止を検討するとのことです。
 私の家族は間に合わないにしても、若者たちが妊娠を避けるような制度は、早急にやめるべきです。これは、一人っ子政策よりも酷い、子供を産まないことを国が推奨することにつながるものとしか、私には思えません。それでいて、外国から労働者を受け入れる体勢を作ろうというのですから、こうした背景に何があるのか穿った見方をしてしまいます。
 思いもしなかった話を聞いた後に、上記のニュースに接したので、これも私が生きている時代にあった出来事として、ここに記し残しておきます。

 さらにいろいろなことを聞いています。以下に、その一端を紹介します。マスコミは、どうしたわけか、いつものように自制した記事を書いておられます。様子見なのでしょう。新聞記者も、平和が続く世の中の発想で仕事をしておられます。次の実際の事例のような調査は、なさっているのでしょうか。また、掌握しておられるのでしょうか。
(1)なぜ妊婦がやり玉に上がったのか。ストレスを溜めたくないのと、体がしんどいのとで、反抗しないから? せいぜい10ヶ月我慢すればいいことなので諦めるだろうと、妊婦がなめられて対象になったのでは?

(2)マスコミでは「保険診療では3割負担で100円ちょっと」と言われている。しかし、実際には妊娠に関わる診察は保険対象外(妊娠は病気じゃないから、らしい)だから、全額の750円とか380円を払うことが多い。産婦人科の診察でも取られる。だからマスコミとかで100円くらい払えよって言われるのは、何か違うと思う。

(3)10ヶ月の間に妊婦健診は、まじめに全部受けたら15回はある。これは最低限受けましょうって言われているもの。この他に、何か異常あれば病院へ行く(というか何も異常のない妊娠ってほとんどない)。最低でも20回は病院へ行くかな。

(3)病院を変えたらその度に初診になる。
 これ以外に歯医者(?)とか風邪とかで行っても取られる。

(4)でも、これはお金のことではない。要は、妊娠したら罰金みたいな、妊娠した奴はめんどくさいから病院に来るなよ、みたいなことが問題だと思う。

(5)おなかの子供が生まれて大きくなってから、このニュース見て、母親が妊婦罰金を払って自分が生まれたって知ったらどう思うだろう。そこも問題だと思う。

(6)ちなみに、「丁寧な診療」ってされた覚えはないですから。

 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | *健康雑記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。