2018年12月03日

読書雑記(248)【復元】〈その2〉「古代エジプト語(コプト語)の写本解読」

 これまでにブログとして公開しながらも、何度も消え去った記事の復元です。
 今回は、2006年4月6日に公開した、「読書雑記(247)【復元】『ダ・ビンチ・コード』」(2018年12月02日)に続いて書いた記事です。

(※本記事は、平成19年3月に消失したブログの復元です。)
 
********************** 以下、復元掲載 **********************
 
2006年4月7日公開分
 
副題「『ユダの福音書』の写本が解読されたニュース」
 
 Yahooニュースに、以下のような読売新聞、共同通信、時事通信の記事が掲載されていました。
 『ダ・ビンチ・コード』を読んでから、こんなニュースに目が留まるようになりました。
 まずは、時間的に早い読売新聞から。(引用者注:ネットのニュースの全文引用はどこまで許されているのか、今は不明なので、そのまま引きます。問題があるようでしたら、どなたかご教示をお願いします。)

■ユダ裏切ってない?1700年前の「福音書」写本解読
 米国の科学教育団体「ナショナルジオグラフィック協会」は6日、1700年前の幻の「ユダの福音書」の写本を解読したと発表した。
 イエス・キリストの弟子ユダがローマの官憲に師を引き渡したのは、イエスの言いつけに従ったからとの内容が記されていたという。
 解読したロドルフ・カッセル元ジュネーブ大学教授(文献学)は「真実ならば、ユダの行為は裏切りでないことになる」としており、内容や解釈について世界的に大きな論争を巻き起こしそうだ。
 13枚のパピルスに古代エジプト語(コプト語)で書かれたユダの福音書は、「過ぎ越しの祭りが始まる3日前、イスカリオテのユダとの1週間の対話でイエスが語った秘密の啓示」で始まる。イエスは、ほかの弟子とは違い唯一、教えを正しく理解していたとユダを褒め、「お前は、真の私を包むこの肉体を犠牲とし、すべての弟子たちを超える存在になる」と、自らを官憲へ引き渡すよう指示したという。
 同文書は3〜4世紀に書かれた写本で、1970年代にエジプトで発見され、現在はスイスの古美術財団で管理されている。同協会が資金援助し、カッセル元教授らが5年間かけて修復、内容を分析した。
 福音書はイエスの弟子たちによる師の言行録で、実際は伝承などをもとに後世作られたものと見られている。うち新約聖書に載っているのは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4人分だけ。ユダの福音書は、2世紀に異端の禁書として文献に出てくるが、実物の内容が明らかになったのは初めて。
 詳細は、28日発売の「ナショナルジオグラフィック日本版」に掲載される。
(読売新聞) - 4月7日3時13分更新


 今日のお昼には、共同通信が、以下のニュースを流しました。

■裏切りはキリストの指示? 「ユダの福音書」写本解読
 【ワシントン6日共同】米地理学協会(本部ワシントン)は6日、「異端の書」としてほとんどが破棄されたとみられていた「ユダの福音書」の写本を解読したと発表した。キリストを敵に売った使徒として知られるユダが、実はキリストの指示を受けていたと記されており、今後論争を呼びそうだ。
 写本は古代エジプト語(コプト語)でパピルスに記され、放射性炭素による年代測定などで、3−4世紀(約1700年前)の本物と鑑定された。
 ギリシャ語の原本から訳されたとみられ、キリストは、自分を人間の肉体から解放する手助けを、教えの本当の意味を理解していたユダに頼んだとの内容になっている。(共同通信) - 4月7日11時44分更新


 この写本の内容が、これまでのキリスト関係の理解をどのように変えるのかは、素人の私には皆目見当もつきません。しかし、今までの解釈に何かが付加されることは確かでしょう。
 と、昼食をとりながらこの記事を書いている時に、このニュースサイトの内容が更新されました。上記のニュースは、本日11時台のものであり、12時台には、時事通信の以下のような詳細な記事となりました。

■「わたしを裏切りなさい」=キリストが弟子ユダに命令・古写本解読
  拡大写真の一部を切り抜き引用((Copyright (C) 2004 〔AFP=時事〕 All Rights Reserved.)12時09分更新)

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【ワシントン6日】約1700年前に書かれた初期キリスト教の外典「ユダの福音書」の写本が解読され、米ナショナル・ジオグラフィック協会で公開された。新約聖書には、イエス・キリストの弟子ユダがイエスを裏切り、刑吏に引き渡したと記載されているが、「ユダの福音書」では、イエスがユダに対し、自分を裏切るよう命じていたと書かれてあり、キリスト教理解に大転換を促す内容になっている。
 この古写本はギリシャ語で書かれた原本のテキストを紀元3―4世紀に古代コプト語に移し替えたうえでパピルスに記録されたもので、66ページに及んでいる。放射性炭素測定やインク分析などを使った徹底的な分析を経て、本物と認定された。
 写本には、イエスがユダに対し、「お前はあらゆることがらを越えていくだろう。なぜなら、お前はわたしを包んでいるこの男を犠牲にするからである」と述べたとあり、イエスの肉体からの離脱を手助けすることによって、ユダはイエスの内部にある聖なる「セルフ」の解放を手伝ったと解釈されるという。
 ナショナル・ジオグラフィックの担当研究者は「写本の解読はキリスト教研究史上、過去60年で最も重要な発見の一つであり、初期キリスト教の理解のあり方に多大の貢献をするものだ」と位置づけている。
 「ユダの福音書」の写本は1970年代にエジプトで見つかり、さまざまな骨董商の手を経て欧州から米国に渡った。ニューヨークの金庫に16年間にわたって保管された後、2000年にスイス・チューリヒの骨董商に買い取られた。
 歴史に「ユダの福音書」の名が登場するのは、紀元180年にリヨン司教の聖イレナエウスが残した文書が初めて。この文書では、福音書は偽書であると決め付けられている。
(時事通信) - 4月7日12時9分更新


 現在読み進めている『ダ・ビンチ・コード・デコーデッド』を今日中に読み終えるつもりです。この本にも、このニュースと関連することが書いてあるので、また改めて報告します。今は、取り急ぎ、ということで。

********************** 以上、復元掲載 **********************
 
 
 
posted by genjiito at 22:59| Comment(0) | ■読書雑記
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