2018年11月04日

古都散歩(67)お茶の稽古帰りに音の花温泉でストレス発散

 大和平群は次第に秋の色になっていきます。龍田川上流の木々の葉は、2週間前よりも赤みが増してきました。

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 平群谷から松尾山を望むと、これから衣装を変えていく気配が感じられます。この松尾山の向こう側が斑鳩の里です。子育てをしていた二十数年前、法隆寺の境内で子供たちを遊ばせるために連れて行く時には、この山を車で越えて行ったものです。

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 今月からお茶席では炉を使います。11月から4月が炉の季節となっています。炉開きのお祝いということで、先生がぜんざいを作って出してくださいました。
 昨年私は、血糖値のことがあるので、お餅はいただかなかったようです。そのことを、すっかり忘れていました。「古都散策(64)秋晴れの大和平群でお茶のお稽古」(2017年11月05日)にも、ぜんざいをいただいたことは書いていても、お餅のことには触れていません。しかし、先生はしっかり覚えておられました。今年はどうしますかと聞かれたのです。最近は、主治医がおっしゃった、合併症の心配はなさそうなので「豊かな食生活を」という言葉を信じて、かつてのような糖質制限はゆるめています。そこで、お餅を入れていただきました。上品な味の美味しいぜんざいをいただきながら、なごやかな炉開きとなりました。

 さて、お稽古は、私の前のお二方が運びの濃茶だったので、じっと見ているうちに手順がわかったこともあり、私も同じお稽古をすることにしました。
 ところが、二人のお点前を見ていたはずなのに、実際にやると自分が思うほどには上手く滑らかにはできないものです。いつものことながら、とにかく不思議です。
 基本的な注意点を、たくさん教えていただきました。特に、私は袱紗を仕舞うのが苦手で、いつも裏返っています。今日も手取り足取りと、本当に申し訳ないことです。袱紗の表と裏がよくわかっていないという、実に初歩的なことで躓いているのです。厄介な弟子で恐縮しっぱなしです。

 今日は、裏千家茶道の講師という資格が取れたので、先生から直々に許状をいただきました。

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 まだまだ実力が伴わないものの、ヨタヨタしながらも一歩ずつ前を向いて進んできた証でもあり、今後の励みとなります。履歴書に書けますかという私の質問に、大丈夫ですよとのことでした。運転免許、教員免許、学芸員資格、博士(文学)の学位に加えて、茶道の講師資格が増えました。楽しくやっているお茶なので、嬉しさは格別です。あとは、実力が伴うように、根気強く続けるだけです。

 お稽古帰りには、大和平群かんぽの湯に入ろうと思っていたので、タオルを持って来ていました。すると、いつもお世話になっている大先輩のお弟子さんが、音の花温泉に行くとのことです。そして、ありがたいことに、回数券が今月分を使いきれないので一枚くださることになりました。また別の方が、その温泉は帰り道なので、ということで車で送っていただくことになりました。
 そんなこんなで、いろいろと幸運が重なった愉しい炉開きとなり、その後にはのんびりと温泉に浸かることになりました。

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 10年以上も前に、子供たちを連れて、この温泉によく来ました。外観も内部も、何も変わっていません。少し温めの温泉にゆったりと浸かり、日頃の忙しいだけの日々から解き放たれるひと時を満喫しました。

 帰りは、いつもの元山上駅ではなくて、東山駅から生駒駅に向かいます。駅前が、10数年前と様変わりをしていて、大きな店が増えていました。その中にブックオフがあったので、さっそく立ち寄り、『名探偵コナン』の第1巻と2巻をいただきました。

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 昨日のテレビに出ておられた元厚生労働事務次官だった村木厚子さんが、デタラメな検察官の論理を崩し無罪を勝ち取るのに、『名探偵コナン』の推理が役に立ったとおっしゃっていたことを思い出したからです。現在私も、とんでもない論理と屁理屈で導き出された結論に悩まされています。大の大人が分別もなく、好き勝手なことをなさっています。人間の尊厳や人権など一顧だにしない、私が持ち合わせているものさしでは測り切れない事態の中にいます。並みの感覚では出来ないことなので、どう対応したらいいのか困りきっています。そんな時に、最初に作り上げた筋書きに固執してとんでもない対応をした検察官たちを、村木さんは辛抱強く論破して無罪を勝ち取られた背景に、何と『名探偵コナン』の推理が参考になったというのです。私も、面倒な局面に対峙しているので、コナンにこんな時の対処を教えてもらおうと思い、この本を読むことにしました。さて、私の問題はどのような顛末になりますか。

 生きていると、いろいろなことに出くわします。特に、理不尽なことに身を置くと、相手が自分の非に気付かれることが絶望的な場合は、無為な時間と無力な言葉が際限もなく流れ去っていきます。命に別状がないからいいとは言うものの、当事者となると何かと精神的な負担も尋常ではありません。逃げきれぬストレスと戦うためにも、温泉が良薬として効くことを期待しての、ひとときの湯治となりました。
 
 
 
posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | ・古都散策
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