2018年09月28日

キャリアアップ講座(その8)『源氏物語』のくずし字を読む(性を討議)

 昨日の社会人講座では、ペルーで買ってきたコカ茶を、参会者のみなさまと飲みながら始めました。
 スクリーンには、リマ市内にある日秘文化会館において、ペルー日系人協会出版基金から刊行されたスペイン語訳『源氏物語』をはじめとする、多くの日本文学作品のスペイン語訳を映写しました。日系人を中心として、多くの方に日本文学がスペイン語で読まれていることが、その多彩な蔵書から感じ取っていただけたと思います。
 また、ハーバード大学の話では、現在読んでいる『国立歴史民俗博物館蔵『源氏物語』「鈴虫」』とかつては一緒になっていた「須磨」と「蜻蛉」の2冊を調査している様子を、写真で見てもらいました。700年前に書き写された写本が、日本とアメリカに別れ別れで大切に保存されているのです。ハーバード大学でのスライド写真から、そんなことも実感してもらえたと思います。

 この講座でテキストとしている「鈴虫」の変体仮名は、6丁オモテ1行目から6丁ウラ2行目「に者可尓那ん〜」までを確認しました。
 ただし、毎度のことながら、話はあちこちへと飛びます。今日は、頻繁に出てくる「可」「尓」「多」という変体仮名が、明治33年には出現回数の少ない「か(加)」「に(仁)」「た(太)」の平仮名に統一されたことの背景を考えました。
 また、ジェンダーに関する問題も話題にしました。「LGBTX」のことから、男と女の2分類が揺らぎ出した現代において、どのようなことが考えられるかをテーマとするものです。フリートーキングだったこともあり、特に男性からの発言が多く、時間をオーバーして大いに盛り上がりました。
 こうした意見交換は、社会人講座だからこその醍醐味です。今後とも、こうした機会を作りたいと思います。

 次回は、10月11日午後3時からです。
 なお、本講座は年度途中からの参加も可能です。興味と関心をお持ちの方の参加をお待ちしています。
 来週から、また颱風が襲来するようです。
 9月の災害を教訓にして、身の回りでも被害のないように細心の注意をはらいましょう。
 
 
 
posted by genjiito at 20:30| Comment(0) | ■講座学習
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