2018年08月02日

キャリアアップ講座(その7)『源氏物語』のくずし字を読む(フリーディスカッション)

 少し暑さは弱まったと言っても、今日の大阪は36度。社会人講座として写本の勉強会で使っている大阪観光大学のセミナールームは、エアコンも何とか頑張って涼しくしてくれていました。

 今日は、参会者がいつもの半分です。学生たちも、試験期間中のために欠席。今日使う予定だった資料を見ながらフリートーキングとなり、写本は1文字も読めませんでした。

 まずは、平安時代の発音で『源氏物語』を読むとどうなるか、ということから。
 金田一春彦先生の監修、関弘子さんが朗読なさったものを、iPhone のスピーカーを通して聴いていただきました。
 併せて、「ハ行音」に関する説明文もお渡ししました。一般的には「ハ行転呼音」と言われているものです。ただし、専門的にならないように気をつけて説明しました。特に、「ハ行」の音が「ファ」「フィ」という音で耳に届いたことは、驚きだったようです。かつては今の「ハ行」とは違った音だったことを実感していただいたので、みなさまの記憶に留まる印象的な朗読になったかと思います。

 その後は、観光と国際的な文化交流などに話題を振りました。
 私は、日本のことを語れることが、国際交流の基本だと思っています。決して、英語を流暢に操ることではない、というのが持論です。そして、観光に来られた方々には、案内する自分が生活している範囲内で日常生活を見てもらい体験していただくことが、民間人が参加できる生きた国際交流につながることだ、ということも強調しました。

 泉州の水茄子やタオルなどなど、地元のものでのおもてなしがいい例でしょう。すでに、この地元の熊取町で取り組んでおられるとのことです。いかに効率よく実現するかを、若者たちと一緒になって取り組み、気長に継続することが大事ではないでしょうか。大学の学生たちを含めて、若者たちのエネルギーをいかに利活用するかが、この盛り上がりに大きく影響することだと思っています。
 この点では、参加者のみなさまの賛同がいただけたかと思っています。

 この学習会に参加なさっている方からも、大阪観光大学の先生のお世話になって、観光に関わる仕事を立ち上げた話をしてくださいました。これは、大学の広報担当の方にまではまだ伝わっていない事例のようなので、近日中に伝えようと思います。
 社会人の方々と接していると、いろいろと勉強になるお話が伺えます。多彩な情報が入ってきます。得難いコミュニケーションの場となっています。

 学校は、若者たちだけを相手にするのではなくて、こうした経験豊富な方々との交流の中から、お互いが見識を高め合う素晴らしい場となることを再認識すべきだと思っています。特に大学は、幅広い受け皿となって行くべきです。そんな思いを抱きながら、みなさまとフリートーキングをしました。

 次回は、約2ヶ月後の9月27日(木)です。秋風に爽やかさが感じられる頃になっているといいのですが。そして、颱風がやってこないことを、今から祈っています。
 
 
 
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ■講座学習
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