2018年07月28日

[町家 de 源氏](第11回)(石田版新糸罫と中国版糸罫)

 昨日まで、京都では35度以上の猛暑日が14日も続いていました。
 賀茂川畔の植物は、その暑さにやられて焼けて黄色に変色しています。
 一日も早い雨が待たれます。

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 今夜から、台風が意外なコースで関西に向かって来ます。そんな中を、天候が激変しないお昼に、いつも通り「be京都」で『源氏物語』を読み進めました。
 今日は34度。連日の38度に身体が慣れたこともあってか、御所周辺では少し涼しさを感じさせる風が通っています。

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 今月も中国から庄婕淳さんが参加です。アメリカのシカゴで勉強している知り合いの学生さんと一緒に来てくれました。楽しいメンバー7人で、さまざまな話題に盛り上がりました。
 前回、庄さんにお願いした、中国版の糸罫らしいものを入手して来てもらいました。これは、プラスチック製ながらも、日本の糸罫とまったく同じ機能を持った書写の道具になるものです。
 長方形で中が刳り貫かれた枠が、特大級のものから小型のものまで、全部で5種類がワンセットとなっています。周囲のギザギザにポリエステルの紐をかけて直線を張り、その隙間の間に文字などを描くのです。扱い易く、多用途に使える優れものです。

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 また今日は、石田さんの新作の糸罫も持参してくださいました。
 前作が右、今回の改良版が左です。糸も魚釣りのテグスに変わりました。

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 裏面を見ると、大きな違いがわかります。糸が紙面に接するかどうかと、その糸の木枠への留め方に注目してください。

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 これについてのご意見を、書家の方などからいただけると幸いです。

 『ハーバード大学美術館蔵『源氏物語』「須磨」』の写本は、8丁表の6行目から、字母を確認しながら読みました。
 「あ者れ尓」の「者」「尓」や、「堂ち」の「堂」、「徒まと」の「徒」について、庄さんから中国語での発音などを教えてもらいながら、いろいろな角度で意見交換をしました。
 その中で、「経済」や「政治」などは日本で明治時代頃に作られた単語であり、それが今は中国語に取り込まれているという話になりました。これは意外でした。日中の文化をもっと知りたいと思います。

 次の第12回は9月22日(土)14時から16時までです。
 また、第13回は10月21日(日)14時から16時となっています。
 ご自由に参加していただけますので、この記事のコメント欄を利用して連絡をいただけると、詳しい説明を差し上げます。
 
 
 
posted by genjiito at 23:13| Comment(0) | ◎NPO活動
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