2018年07月02日

生意気にも文学散歩と称して日南町を案内する

 宿泊した「ふるさと日南邑」から見る中国山地の山々は、いつものどんよりとした風景ではなく久しぶりに澄み切っていました。

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 池田亀鑑文学碑を守る会のみなさまはご多忙ということもあり、今回は私が遠来のお客人をタクシーを使って町内散策にお連れしました。
 まずは、どうしても欠かせない、「池田亀鑑誕生地」と刻まれた石柱から。
 後藤孝重さんが、ご自宅の庭に建立なさったものです。

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 この碑の背景についてさらに詳しくは、「日南町の池田亀鑑(4)生誕の家と2人の「とら」さん」(2011年03月19日)を参照願います。
 次に、「野分の館」という井上靖記念館です。ここは、いつもきれいに整備されています。伊田さんを始めとする、井上靖を敬愛なさっているみなさまがたの、日々の心遣いが訪れるたびに感じられます。

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 そこから近いところにある、井上靖の家族が疎開していた曽根の家の跡地へ。
 井上靖の小説『通夜の客』に出てくる「糀屋」さんの裏にあたります。

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 ここに掲示されている「曽根の家」の間取図が正確ではないことは、「標識が設置された井上靖ゆかりの曽根の家」(2015年06月28日)で指摘した通りです。

 「印賀屋」さんの前に立つと、『通夜の客』の舞台に思いが及びます。

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 そこから北に車で15分ほど走ると、松本清張の文学碑があります。この碑は、父祖の家があった所を向いています。清張と矢戸については、「読書雑記(102)足羽隆著『松本清張と日南町』の奨め」(2014年07月10日)を参照していただけると、清張にまつわる詳細な裏面史がわかります。

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 生山駅から帰ろうとした時、向こう側のホームに、前日新見駅で乗り損なった一輛だけの各駅停車の電車を見つけました。微笑ましい思いで見送りました。

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 来年の、第8回池田亀鑑賞の授賞式の日程はまだ決まっていません。
 また新たな出会いと発見の旅になることでしょう。
 
 
 
posted by genjiito at 21:00| Comment(0) | □池田亀鑑
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