2018年05月13日

新しく古写本『源氏物語』のくずし字を読む講座がスタート

 毎日いろいろな案件や仕事をこなしていると、このブログに書き留めておきたい記事も溜まっていく一方です。
 先週の木曜日、5月10日から滞っているものを、手元のメモをもとにして整理します。

 「キャリアアップ講座と熊取ゆうゆう大学とで『源氏物語』を開講」(2018年04月04日)で予告した通り、初心者講座として「古写本『源氏物語』のくずし字を読む」というものがスタートしました。これは、これまで「熊取ゆうゆう大学」の社会人講座として実施していた「『源氏物語』の古写本を読む」と連携・合体したものです。新たに「キャリアアップ講座」という名称で、同じ時間帯に同じ部屋で開催します。

 10日(木)は、午後3時から5時まで、12人の社会人の方々と6人の学生と一緒に始まりました。
 テキストは、『国立歴史民俗博物館蔵『源氏物語』「鈴虫」』(伊藤鉄也・阿部江美子・淺川槙子 編著、新典社、2015年10月)です。

180510_suzumushi.jpg

 これは、国立歴史民俗博物館が所蔵する国の重要文化財『源氏物語 鈴虫』をカラー版の複製本として刊行したものです。
 この本を刊行した時のことは、「歴博本「鈴虫」をカラー版で「変体仮名翻字版」として刊行」(2015年10月01日)に書いた通りです。

 この「キャリアアップ講座」でも、「日比谷図書文化館」や「be京都」と同じように、平仮名の元となった漢字(字母)を確認しながら読み進めます。
 今回テキストにした「鈴虫」巻の写本は、米国ハーバード大学が所蔵する『源氏物語 須磨・蜻蛉』と兄弟本であり、鎌倉時代中期に書写された現存最古の写本の一つです。
 この写本の価値などを、まず確認しました。
 最初ということもあり、4行目まで進みました。字母を確認しながら、変体仮名を読みます。ゆっくりと目慣らしをし、平仮名と漢字の関係をイメージしながらのトレーニングです。
 最後に、さまざまな質問を受けました。自由に疑問に思ったことを訊いていただけるということは、こちらとしては願ってもないことです。次回も、疑問が生まれるように話を持って行くつもりです。
 
 
 
posted by genjiito at 20:36| Comment(0) | ◎NPO活動
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