2018年04月26日

【最終回】昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(10)

 海外出張から帰って来てから、連日の会議と卒業式と入試業務に忙殺されていた3月22日の午後3時過ぎでした。I氏から研究室にいた私に、社長からの伝言だということで電話を受けました。

☆K社のA社長から私への2つの伝言
(1)ホームページについては、O理事に弊社代表が報告と相談をおこないました。

(2)契約上支払いがなされていない。支払い(ママ)意思がない場合、訴訟を起こす旨、事前に通告いたします。


 これに対する回答として、私からI氏には、次のように口頭でゆっくりと何度も繰り返して伝えました。そして、私が伝えた言葉を復唱してもらい、A社長に正確に伝わるように確認しました。

(1)O理事からは連絡もないし話も聞いていない。

(2)そうですか。変な話ですね。


 電話口を通して、私はK社のA社長からの高圧的な通告を聞き、すぐに研究室の机上にあるパソコンを操作して、昨夏教えていただいたサイトに置かれているホームページ(試作中)を見ました。案の定、いまだに昨年の8月31日のままでした。
 トップページのバナーは、注文したようにはぴくりとも動かない手抜きの写真1枚が貼ってあり、依頼に反してまったく動きのないものです。そして、もちろん内容については、昨年3月までのサンプルデータが出てくるものでした。昨年8月末以来、まったく手が入っていない不具合を抱えたままのものであることは明らかです。

 もちろん、昨年の初夏に一番最初にやってほしいとお願いしたことは、「昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(3)」(2018年04月11日)に記したとおりです。それは、「海外源氏情報」(http://genjiito.org)で公開していたオンライン版の
『日本古典文学翻訳事典1〈英語改訂編〉』
『日本古典文学翻訳事典2〈平安外語編〉』
『海外平安文学研究ジャーナル』(全6冊)
『海外平安文学研究ジャーナル《インド編》』
がダウンロードできるようにすること。
 また、そのサイトの画面のロックについても、はずしてほしいということでした。
 その喫緊の課題も手付かずです。何もかもが、いまも放置されています。
 これは、海外出張の直前の本年2月15日に、念のためにと思って見たときとも、まったく変化のないものでした。インドとミャンマーへの調査研究の旅から帰った3月14日にも、昨夏以来の手付かずのままでした。

 ここで、書き忘れていたことを思い出しました。
 昨秋のいつからだったのか、この不完全なままの試作版のホームページが、研究室からは見ることができるのに、自宅からは見られなくなっていたことがありました。とにかく、K社からは何の連絡もないので、いろいろと不具合が発生し続けているのだろうと思い、ひたすら修正が完了したという案内が来るのを待っていました。
 今にして思えば、なぜ自宅から試作版が見られなくなったのかを、すぐに尋ねておくべきでした。K社が大学以外の回線からは接続できないようにしたようなので、そうした処置の連絡があってもよさそうです。しかし、そのような連絡はないままに、勝手に大学以外からの接続環境では見られなくなっていたのです。これも、不可思議な対応の一つに加えておきます。

 さて、A社長からの通告のことです。

(1)について
 ホームページに関して、O理事から私に話があるはずだ、とのことでした。
 しかし、待てど暮らせど、今に至るまで何も声はかかりません。私は、昨年の4月1日に着任して以来今日現在も、O理事と言葉を交わしたことは一度もありません。会議などでお話になっている所に同席したことはあります。
 A社長がO理事に「報告と相談をおこないました。」という文言が、2つの通告の最初に置かれている意味は、大学の教職員ならピンときます。これは、最初に名前を出して圧力をかけることで、後で痛い目にあうぞという脅し以外には考えられません。この理事の名前をちらつかせることで、私が怯むと踏まれたようです。そのご期待に沿えず、申し訳ないことです。
 今回のホームページに関して、研究内容や成果が公開できない事態に陥っている経緯を公開したのは、この圧力に屈しないことをまずは表明することで、自分を守ろうと思ったからです。K社からの威嚇を真正面から受けて立つことを決意して、このブログの更新をここまでしてきたのです。

(2)について
 完成してもいない、何も引き渡されていないホームページや、「海外源氏情報」の改修版に発生している不具合の対処をまともに修復もしないで放置しまたままで、「契約上支払いがなされていない。」との開き直りもないものです。何もしないで成果物も示さず、契約だから支払えとは、この業界では当たり前の商習慣なのでしょうか。
 また、「契約上支払い(ママ)意思がない」から訴訟を起こすという事前の通告も、私に揺さぶりをかける以外なにものでもありません。よくある、訴えてやる、と言って相手を動揺させ、後ずさりさせる手口です。
 さらには、次に書くように、公的資金で不正をしろと強がっているようなのです。何とも、事実を捻じ曲げて相手を脅すという、卑劣なやり方です。

 年度が変わった4月1日ならともかく、この3月22日という時点で、支払わないのなら訴訟も辞さないという一方的な通告は、尋常の感覚では言えたものではありません。
 大学からK社に出された「注文書」(平成29年5月23日付け)には、作業内容と支払いに関しては次のように書かれています。

・作業内容/ホームページ運用(更新/トラブル対応/コンテンツ追加)
・発注対象期間/2017年5月1日〜2018年3月31日
・支払条件/保守最終月(2018年3月5日)支払


 これに照らしても、契約した「作業内容」である「ホームページ運用」以前に、まずは着手して作成することになっていたホームページの改修作業すらできていない状況にあります。今日現在においても、依頼業務である「作業内容」にまで請け負い業務が及んでいないのが実情です。
 「支払条件」にある「保守」までもいっていない作業状況においては、「保守最終月(2018年3月5日)」までに支払うわけにもいきません。契約業務の前段階で止まっているものであり、なにも完遂されていない状況なので、「発注対象期間」の3月31日までは何も支払うことはできません。もし支払ったら、それは不正な経理であり、支払う根拠のない公的資金の目的外使用となってしまいます。

 さらには、「発注対象期間/2017年5月1日〜2018年3月31日」を過ぎた今日(2018年04月26日)においても、「納品書」に記された「ソースファイル一式」と「作業報告書」すら提出されていません。金銭だけ要求しておきながら、こうした成果物は何も出さないことがありうるのでしょうか。つまり、何も作業がなされておらず、何も成果物がないので、何も提出できないのは明らかです。この違約行為を、人を責めることだけに汲々としておられるK社は、どのように説明なさるのでしょうか。
 これらの無責任極まりない行為は、とりようによっては、昨年末に解約を申し出たことに対する嫌がらせと言えなくもありません。

 かつての大阪明浄女子短期大学(現在の大阪観光大学)に在職していた時に始まり、これまで20年以上にわたって、公的資金の支援を受けながら研究生活をしてきました。しかし、こんな無理強いで不正な行為をさせようとする業者は、一社もありませんでした。私はもちろんのこと、前職の基盤機関も一度もやっていません。そんな危険なことを、今、脅されながらすることはできません。する気もありません。

 くどいようですが、もう一度確認しておきます。
 K社のA社長より、証拠が残らないように伝言で私の耳に注ぎ込まれた言葉を再掲します。

☆K社のA社長から私への2つの伝言
(1)ホームページについては、O理事に弊社代表が報告と相談をおこないました。

(2)契約上支払いがなされていない。支払い(ママ)意思がない場合、訴訟を起こす旨、事前に通告いたします。


 私は、この言葉に屈して、科研費を不正に渡すという、公的資金の流用をする気はまったく持ち合わせていません。そのような指示を、事務方に出すこともありません。

 また、私が渡した「海外源氏情報」(http://genjiito.org)に関する個人サーバーの情報を、人質のように確保したままで抱え込まないでください。私は、信頼に足る誠意を持ち、高い技術力も兼ね備えた若者に昨年末に出会いました。会社を変えて、ホームページを再スタートさせて、研究成果を公開したい思いは昨秋よりずっと持ち続けています。信頼できないK社からは、一日も早く解放されたいと願っています。

 K社が、この状態でズルズルと時間の経過を楽しんでおられる現状は、私の自由な研究活動に対する意図的な妨害行為だと認識しています。
 この一年間で、研究協力者のみなさまのご支援を得て、今回も膨大な情報と成果が上がっています。それが、K社の妨害により一般に公開できない状態が、すでに9ヶ月にも及ぼうとしています。

 この、異様なゴリ押しをするK社の人たちに対して、これまでこのブログを通して、今回も含めて都合10回にわたって、可能な限り私が示し得る事実を列挙してきました。ことの核心を、この個人的な日記であるブログで明らかにしてきました。
 見方によっては、私が提示した証拠には別の解釈があるのかもしれません。それは、あって当然です。立場と視点が異なれば、いたしかたのないことだからです。とにかく、今の私が個人の力でできることはここまでです。

 この10回の記事に対して、K社が公開で反論なさることを期待しています。
 反論をしないのであれば、私への研究妨害という行為を、早急にやめるべきです。無視をしたり、放置するのではなく、理知的な対応を望みます。
 自分たちが今していることがどういうことなのか、K社の起業精神に立ち戻り、一日も早く気づかれることを願ってやみません。
 
 
 
posted by genjiito at 22:58| Comment(0) | ■科研研究
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