2018年04月22日

昨春採択の科研(A)のホームページが公開できない理由(8)

 科研のホームページに関することで、2018年となった新年早々のやり取りを整理します。
 まず、大学の事務の責任者とのやりとりから。

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◆180116_伊藤 to S
科研のホームページに関して/伊藤鉄也

科研のホームページに関して、東京の業者Bと話を進めようとしていて、先方から、Kとの契約は結局どのようになったのか、という確認が来ています。
これに関して、その後どうなったのか教えてください。
私のところには、12月にIさんに説明した後、先方からは音信不通です。

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 年末に会って話をした新たな技術者からは、これまでの契約の整理がついていないとホームページの改修に着手できない、ということからの展開です。また、私もホームページに関するサイトの情報を渡すことができません。請け負ってくれたK社に、公開に関する情報のほとんどを渡しているのですから。
 ここで、「12月にIさんに説明した後」とあるのは、昨日の記事で言えば東京から帰った後のことです。ホームページなどの業務に関して、あまりにもK社の対応がいい加減なので、契約を解除して他社に依頼することを伝えました。その際、提示されたホームページが動かないことも、私の研究室で一緒に確認してもらいました。

 ただし、ここに書いてあるW氏の言い訳は真っ赤な嘘です。「バナーの不具合について9/4に作業が完了したものの、その旨連絡をしていない」というくだりです。
 昨日の記事(7)に書いたように、9月6日の時点で私は、トップページが思うように動かないことを確認した上で、科研の関係者に一斉メールを送っています。また、年末にも、バナーは動いていませんでした。何をいけしゃあしゃあと恥ずかしげもなく、というのが私の気持ちです。
 それとも、「9/4に作業が完了」というのは、あくまでも社内での担当者の手元での作業が完了した、ということなのでしょうか? 厚顔無恥とはこのことです。

 しかし、それは私が確認しようもないことです。目の前に提示されているのは、いつまでたっても単なる一枚の写真が貼り付けられているホームページらしきものなのです。9月4日に完了したのであれば、その後また不具合が発生したことになります。そうした経緯は、まったく私には知らされていません。K社本社のシステム担当者からは直接の連絡は依然として何もないのです。W氏のこの自己保身に走る強弁は、お金を取って仕事をしようというプロらしからぬ、人を愚弄した物言いです。

 そんな折、その裏で何があったのか、すぐに大学に出入りしているI氏から以下の謝罪のメールが来ました。
 このメールの内容について、本社の社長やW氏は、なぜ私に一言も連絡がないのでしょうか。なぜ、そ知らぬふりをしておられるのでしょうか。なぜ、派遣先の一社員にすべての責任を押し付けて、そっぽを向いたままなのでしょうか。I氏には、私との関係では何も問題はなく、責任もないと思います。誠実な方です。しかし、この連載の2回後の(10)で書くように、この社長は信じられない態度に豹変します。以下のメールが私の元に送られてきた時点で、I氏にこの不可解なメールを送るように命令された時点で、この会社は【人間性を喪失】していると言わざるを得ません。

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◆180119_I to 伊藤
伊藤先生ご依頼のHP制作業務につきまして

本件、弊社Wが担当しておりました伊藤先生のHP制作につきまして、連絡の不備がありHP制作の進行に支障をきたしてしまいましたことを謝罪いたします。
申し訳ございませんでした。

Wのほうに確認をしたところ、バナーの不具合について9/4に作業が完了したものの、その旨連絡をしていないとのことでございます。(9/4に当方に口頭にて確認依頼がございましたが、夏季休暇で不在でございました)
本来であればその時点でメールでの連絡をすべきであり、連絡をしなかったことで伊藤先生に弊社に対する不信感が生まれてしまったことは当然のことであると思っております。

今後のHP制作に関しましては、引き続き弊社にやらせていただきたいというところが社としての希望でございます。
今後は私Iを窓口として先生への連絡につきましては徹底した体制を敷き、対応させていただく所存でございます。
このような言葉だけで弊社への不信感が払しょくされるとは到底思えませんが、今後の体制、動きを評価していただくためにも引き続き対応をさせていただきたく思っております。

何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

重ねてとなりますが、今回の件でHPの進行に支障をきたしてしまいましたこと、先生に必要のない不安を与えてしまいましたこと、お詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。

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 その後、新年20日に、東京で科研の研究会を開催しました。本年2回目です。
「科研の研究会で1回生が臆せず研究発表をする【写真追補】」(2018年01月20日)
 そのブログで報告した通り、研究会を始めるにあたって、研究代表者としての挨拶の中で、私は科研のホームページが公開できていないことの釈明をしました。その部分を引きます。

 新しくホームページを立ち上げることができなかったことに関して、私からその事情と経緯を補足説明しました。
 この科研Aが採択されたすぐの4月から、紹介を受けた業者とホームページに関する交渉をしました。8月までに公開できるような計画だったのに、試作版ができたのは9月でした。

 科研の協力者に試作版を見てもらい、私のブログでもそのデザインを公開しました。ただし、それは、教え子でデザイナーであるTさんが作成してくれた、動くトップページではなくて、一枚の画像が貼り付けてあるものでした。業者の連絡では、もう少し待ってほしいと。

 しかし、その後は契約した業者から何も連絡がありません。あまりにも酷いので昨年末に解約の意思を伝えました。その会社の大阪におられる方に事情を説明しました。しかし、東京の本社の制作担当者からは、まったく音信不通です。

 本年度に活動した成果は、今日の研究会で報告した通り、さまざまなことがあります。しかし、それらを情報発信する母体が、あの業者の怠慢により叶っていないのです。その点では、甚大な損害を被っていると言えます。
しかもあろうことか、昨日、「今後のHP制作に関しましては、引き続き弊社にやらせていただきたいというところが社としての希望でございます。」というメールが来ました。これも東京の直接の担当者ではなくて、大阪で間に入っておられる方から伝言として届きました。人を愚弄するのも程があります。起業当初はあったはずの精神は、どこに吹っ飛んでしまったのでしょうか。

 これまで私は、相手の顔を見ながらお話をすることを原則として生きてきました。今回のことを、一通のメールで、しかも伝言の形で伝えるとは、私の基準で言えば非常識の一語に尽きます。言語道断です。騙された思いと、裏切られた思いの中で、悔しさが拭い切れません。

 こうした経緯と今の私の思いを、今日の研究会で報告しました。これについては、「しかるべき所を通して、正式に抗議をする」ということで、今日のところは協力者のみなさまの了解を得ました。
こうした、人を無視した、完全にビジネスライクに割り切った企業の論理は、私には理解できません。しかるべき対処をして、今年の3月までにはホームページを通して成果が公開できるよう、巻き直しをすべく、鋭意取り組んでいきます。

 私の仕事にしては成果が見えないので、不審に思っておられる仲間も多いことかと思います。いえ、私がサボっているのではありません。とんでもない業者に引っかかり、みなさまにはその成果を見てもらうことができないのです。これまで、「海外源氏情報」(http://genjiito.org)を通して、膨大な量の成果をみなさまに活用していただいてきました。今回の新しい科研でも、それが続くことを楽しみにしておられた方々には、本当に申し訳なく思います。
こんな業者がこの業界にいるとは、思いもしませんでした。信用してしまったのです。自力で何とか挽回します。というよりも、次にお願いする会社の目処はたっていますので、もうしばらくお待ちください。


 ここで「しかるべき所を通して、正式に抗議をする」ということは、私が相当トーンを落として書いています。このことは、長年一緒に科研で共同研究を展開して来た、昨年までは手の届く場所で協力してもらっていた国文学研究資料館と国立国語研究所の仲間が後押しをしてくれた言葉を指しています。共に理系で言語系の研究者ということもあり、もっと明瞭な表現「損害賠償請求」ということでした。

 このことを受けて、具体的な対処に関して、大学の事務方に相談を持ちかけました。

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◆180121_伊藤 to 事務方科研担当者3名

科研のホームページに関してのご相談/伊藤鉄也

さて、上記ブログの中程に書いたように、研究会でのIさんの報告を受けて、ホームページの公開について、私から、いまだに完成していないことをお詫びし、今後の対処について時間を割いて参加者と共に検討しました。
そして、研究協力者のみなさまとの総意として、「株式会社K」に対して損害賠償を請求する案件である、との確認を得ました。
この会社のために成果がいまだに公開できないことにより、私が甚大なる損害を被っていることを、対外的にも訴えるべきである、との判断です。さらには、科研による研究を推進している他大学および先生方への問題提起ともなるので、提訴の意義はあるとの結論です。
(中略)
ご多忙の日々の中に、突然降って湧いたような面倒な仕事を持ち込み恐縮します。
しかし、1年が経とうとするのにいまだに成果を公表できていないことで、この科研の評価が落ちることを危惧します。このことは、すでに仲間からも、どうしたのかとの問い合わせを受けています。迅速に成果を公表しないのが、情報処理の専門家と見られている私らしくないとの気遣いから、仲間の気持ちが、そのような問い合わせとなっているようです。
こんなことで、大阪観光大学で展開する科研の評価を貶めたくないので、白黒の決着を法的手段でつけ、我が身を守ることにしたいと思います。

なお、科研費は個人の研究に対して公的資金が貸与されて推進するものです。その点からも、私個人が研究代表者として提訴することは、基盤機関である大学とは切り離された研究活動の一環である、との認識でいます。

これが、気持ちのいいことに展開するとは考えられません。とはいえ、これも大事な研究者が身を守る一つと思い、あえてみなさまの支援を得ながら司法判断に委ねたいと思います。

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 数日後、大学の事務責任者に以下のメールを送りました。

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◆180127_伊藤 to S

科研のホームページについては、解約に関して先方の了解を確認できるものは入手できましたでしょうか。それがないと、次の会社に正式に依頼できないので、困っています。まだ、具体的には何も依頼できていない状況です。よろしくお願いします。
損害賠償期間は、9月から12月までを予定していました。しかし、今月にずれ込んでいるので、一応3月までの損害賠償を請求する予定で対処を進めています。今月末までに書面が受け取れたら、9月から1月までの損害に関しての請求になるかと思います。

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 これには、以下の返信が来ました。

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◆180127_S to 伊藤

ホームページの件ですが、1月19日15:40業者のIさんからのメールについて、先生の方から何か返信をされていますか?
伊藤先生からまず、直接業者へお断りのメールが必要かと思います。
あとの事務対応は大学の方で行いますので。

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 私は、以下の返信をしました。

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◆180127_伊藤 to S
ホームページの件で/伊藤鉄也

あの業者からの平和ぼけしたメールには、返信は不要だと思っています。
とにかく、昨年12月に解約のことを私の研究室でIさんに詳しく説明し、Iさんも了解なさったので、それ以上は時間を費やすのは無意味だと思います。
こちらの意思は伝えてあるので、今ごろになって何を寝ぼけたことを、という気持ちです。
解約の確認に関する書類の入手を、どうぞよろしくお願いします。
この書類のやりとりは、申しわけありませんが、基盤機関の事務を窓口としてやるしかないと思います。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

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 これに対して、すぐに次の返信が来ました。

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◆180127_S to 伊藤
ホームページの件で/伊藤鉄也

了解しました。
早速、書類について対応します。

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posted by genjiito at 23:46| Comment(0) | ◎情報社会
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