2018年03月19日

田中圭子さんが「薫物書の研究」第4号を公開中です

 薫物書研究会の田中圭子さん(広島女学院大学総合研究所)が、「薫物書の研究」第4号を電子版として公開しておられます。以下のサイトから自由にダウンロードできます。お香に興味と関心をお持ちの方はご一読いただき、ご意見などを田中さんにお伝えいただければと思い、研究仲間の一人としてここに紹介します。

【広島県大学共同リポジトリ(HARP)「薫物書の研究」第4号】
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hju/metadata/12224


180319_tanakaronbun.jpg


 これは、田中さんによる「専修大学図書館菊亭文庫所蔵『万方』及び『香具撰様調様』影印と翻刻 附・『万方』及び『香具撰様調様』人名家名等解説及び索引」が一本の成果報告書として収載された研究誌です。公家の菊亭(今出川)家の薫物に関する文献、『万方』及び『香具撰様調様』の書誌解題に始まり、その考察の後、全文の影印及び翻刻と人名家名解説がなされています。冒頭に記されているように、「薫物を学び調合する人々の必携の書」として愛読を望んでの公開です。結語部分で、本書の編纂者及び筆者として江戸時代前期の今出川(菊亭)公規の可能性を提示しておられます。今後ともますます研究が進展することが期待できます。

 基本的な文献である原典の読解と考察に加え、後学のために詳細な資料整理をしての情報提供は、この分野の研究に益すること多大だと思います。
 専門外ながらもその研究手法と成果の公開に共感することが多く、頼もしく思っているところです。研究とはいいながらも読書感想文に終始しがちな傾向がある中で、田中さんの研究には注目しています。若手研究者のさらなる参入が望まれる分野かと思います。
 
 
 
posted by genjiito at 07:29| Comment(0) | ◎情報社会
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