2018年02月03日

海外出張に同行する学生のご両親と面談して主旨説明

 2月から3月にかけて、インドとミャンマーへ科研の用務で出張します。
 当初の計画では、1月末にミャンマーへ行くはずでした。しかし、ビザの取得に予想外に日数がかかりそうだとのことで、1月の出張は昨年末に早々に中止の判断をしました。そして、2月後半から予定していたインド行きと合体させたのです。

 その後もいろいろと問題が噴出し、また、旅程が二転三転ならぬ四転五転したために、なかなか決まらない中で、無事に実施の運びとなりました。

 これまでに、以下の再検討をしました。

A_乗り継ぎの多さと長旅を再検討(疲労の蓄積を考慮)
B_発着の時間帯と待ち時間を再検討(効率的な旅行計画)
C_科研の用務を再確認(多大な成果を求めすぎない)


 ただし、以下の用務の目的はほとんど変更していません。

【インド】
 「第9回 インド国際日本文学研究集会」(2019年2月実施予定)のため、ハイデラバード外国語大学で打ち合わせと下見、さらに情報収集・資料調査・国際交流を実施する。
・ハイデラバード外国語大学の先生方とは、一昨年秋にデリーで開催した「第8回 インド国際日本文学研究集会」でお世話になっています。その時の成果を踏まえて、第9回の開催を会場校として引き受けていただくことになったので、さらに具体的な打ち合わせをすることになりました。

【ミャンマー】
 ミャンマーにおける、日本文学と日本文化に関する研究情報と関連書籍及び翻訳本の調査収集およびミャンマー語翻訳に関する打ち合わせ。
・昨秋大阪観光大学で研修を受けて帰国された「ミャンマー政府ホテル・観光省」の職員5名のみなさまと、現地で情報交換をする。
・伊藤科研でアルバイトをしている、帰省中の大阪観光大学の学生と現地で合流し、先生や学生たちと国際交流。
・株式会社ココライズ・ジャパンのミャンマー法人(在ヤンゴン)でミャンマー語訳の翻訳協力を依頼。

 共に両国では以下の活動をします。
 1.日本学を研究しておられる先生や学生に会う
 2.日本の文学や文化に関する研究情報を収集する
 3.日本の文学や文化を翻訳した書籍を入手する
 (現在手元にはミャンマー語訳の書籍が皆無の状態)


 とにかく、無理をしない、欲張らない、安全最優先の旅となるように、スケジュール全体を作り直しました。そして、難題・難問に頭を抱える日々の中で、なんとか旅程をまとめることができました。フーッというのが、今の実感です。あまりみなさまに相談をせず、変更案を決めてから、大学の事務局長と科研のプロジェクト研究員との確認を経て今に至りました。

 そのような経緯があるため、ここにそのメモの一端を記し、今後のための記録としておきます。
 関係するみなさまには、大変なご心配とご迷惑をおかけしました。この場をお借りして、お礼とお詫びの気持ちに代えさせていただきます。
 まだ難問は山積しています。しかし、それは今回のスケジュールの一大変更の建て直しに費やした時間のことを思えば、大したことではありません。とにかく、外部資金として交付された科研費が、こうして適正に執行できることになったことに安堵しています。

 いつものことながら、学振(日本学術振興会)の規定に準拠した、学振が示す範囲内での判断で実施するものです。そのため、伊藤の前職である人間文化研究機構・国文学研究資料館での前例に倣い、厳格な運用を行なっています。今度の基盤機関である大阪観光大学では、この科研が最初の大型科研であることと、来年度以降の科研費採択の増加を念頭に、今後の模範となるような経費の運用と執行を行なうことを心掛けています。また、個人科研の研究経費を運用する関係で、大学の経費が充当できないことからの縛りの中での判断であることも、ここに特記しておきます。

 今年度から採択になった科研・基盤研究A「海外における平安文学及び多言語翻訳に関する研究」(課題番号:17H00912)では、若手研究者の育成も大きな柱としています。その一環として、基盤研究機関である大阪観光大学の学部学生を同行し、研究協力者として研究の支援をしてもらう中で、その意義や現地の先生や学生との交流にも参加してもらいます。

 今回の同行学生2名は、昨年7月から科研のアルバイトとして私の研究室に出入りしています。その点では、気心の知れたよき研究協力者です。しかし、何分にも未成年の学部1回生です。海外経験は何度か体験している学生だとはいえ、今回はあくまでも個人科研を経費の出所とするものです。大学の授業の延長ではなく、また大学の経費は使わない渡航調査です。

 そうしたことを考え、本日は学生のご家族にお目にかかり、直接今回の海外出張についての説明と不安に思われていることなどにお答えしました。
 科研の主旨に留まらず、インドでの生活上の注意点を中心にしてお話しました。ご両親共に、今回の渡航についてよく主旨などを理解なさっていたので、和やかな懇談となりました。私が念には念を入れて説明することを心掛けたこともあり、2時間半も茶房で語り合いました。多分に、私が一方的に話をしていたように思いますが……

 旅立ちまであと3週間。こうして、着実に準備が進んでいます。
 
 
 
posted by genjiito at 20:35| Comment(0) | ◎国際交流
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