8年前に胃ガンで消化管を全摘出した後、食道と腸を直結する手術を受けました。18歳で胃の3分の2と十二指腸を切除していたので、残された内蔵が寂しい状況になってしまいました。40年以上も胃がほとどない生活をして来たので、それなりに食べて生き続ける力は鍛えられていたのでしょう。とにかく、それ以後も元気に暮らして来ました。
今回の内視鏡検査では、さらに消化管と腸のつなぎ部分もきれいな状態であることが確認できました。食道から腸へと続く連続写真を見ながら、詳しく説明をしてくださいました。何も問題がないそうです。執刀してくださった京大病院の岡部先生に感謝しています。
食道の壁面にあった白い塊については、内視鏡で見ながら採取し、組織の精密検査に回してもらっていました。その結果、壁面が少し変質しているだけであって、ガンでもないし、潰瘍でもないそうです。気にしなくてもいいのだと。ホッとします。
プレパラートに貼り付けられた、問題の白い組織の試料が載ったものを手渡されました。これがそうなのか、とジッと見つめては実感を持つことができました。
しかし、これをもらっても、実のところ戸惑うだけです。それでも、内視鏡で撮った写真と共に、何も問題がなかった記念としていただいて帰りました。歯医者さんで、抜いた歯を渡された時に近い気持ちです。自分の身体の一部なので、粗末に扱うわけにもいきません。みなさんはどうなさっているのでしょうか。私は一応、仏壇の中に置くことにしました。深い意味はありません。置き場所がないからです。あなたたちの息子の身体の一部ですよ、と言うしかありません。
なお、食事が喉を通らない症状については、まだ課題が残っています。食べ始めてしばらくすると、腹部が押し上げられるようになって、ゲップが出続けます。もう、何も入らなくなるのです。それでいて、しばらくじっとしていると、また食べられるようになるのです。酷い時には、腹痛でジッと蹲ることも多いのです。そのため、あまり外食はしないようにしています。人様と一緒に食事ができないことが悩みといえば悩みです。
この食事に関しては、自分との闘いとなっています。今回の内視鏡の検査で、外科的な問題は何もないことがわかりました。次は、食事について、毎回苦しむ原因を探し求めることにします。
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