2017年10月10日

江戸漫歩(157)銀座シックスの屋上から高齢者への思いやりに及ぶ

 先週末に東京へ行った時、少し時間があったので、銀座6丁目に出来た銀座シックスに立ち寄りました。

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 開業して半年。なかなか足を延ばせなかった所です。
 私に関係がありそうな5階のステーショナリーと、6階の蔦屋書店をサッと見ました。
 全体的にフロアーが暗めだったので、最近はとみに見えにくくなって来たこともあってか、目が疲れました。
 屋上に上りました。
 皇居を望んでも、無粋なビルに視界が遮られています。

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 銀座四丁目の時計塔や交差点も、その迫り来る壁面に押し潰されています。

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 半年前まで住んでいた豊洲方面も無機質です。屋上に置かれたエアコンの室外機が、陳列されているように見えます。

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 南の方にレインボーブリッジが、微かにビルの隙間から見えました。

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 西の方に東京タワーが見えたのは救いでした。

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 夜は、電気の力を借りて、光の渦がきれいでしょう。
 ただし、もうブラリと来ることはない場所だと思われます。

 この建物が出来る前の施設は、中国語とハングルに出迎えられる雑居ビルと化していました。その跡地がどうなるのか、宿舎から近かったこともあり、よく銀座に来ていたので気になっていました。これでは、老いを感じるようになった世代にとっては、立ち入る気にならない空間です。もったいないと思います。
 ここには、若者と海外からの観光客のため、というポリシーがあります。これでは、長い目で見た時に、また建て直しになるのでは、と余計な心配をしました。慎重な検討がなされたことでしょう。しかし、私には無縁なのです。
 今の日本は、若者と観光客だけを見ていると、いずれ失速すると思っています。国内に生活の基盤を持つ高齢者への思いやりが、大都会の中心部にも必要だという思いを強く抱きました。すべてがそうとは言わないまでも、「アクセシブル・ツーリズム」や「ユニバーサル・ツーリズム」に注意が向くようになったため、この施設にもそうした視点を求めてしまいました。若者受けや女性主導の開発がなされた実態に直面し、残念な思いをしています。そして、自分がその弱者と言われる世代に位置することと、こうした発想に至る経緯も含めて、あらためて自覚することとなりました。
 
 
 
posted by genjiito at 21:00| Comment(0) | ・江戸漫歩
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