ここには、本ブログの「金沢の井上靖を訪ねて」(2017年05月23日)に書いたように、今年5月に金沢に来たときには行けなかったのです。今回お電話をすると、手の空いた時ならということで、時間を約束してお邪魔することになりました。
井上靖は、昭和2年(1927)年に旧制四高に入学しています。そして、卒業までの3年間を金沢で過ごしました。自伝小説である『北の海』に、学生時代のことが語られています。
下宿先は、現在の寺町3丁目(旧・桜畠6番丁)にある木造2階建ての建物でした。今回は寺町3丁目のバス停で降りて、「寿司割烹 小林」に向かって行きました。辺りはお寺だらけです。
お寿司屋さんのご主人である松田さんは、カウンターで待っていて下さいました。井上靖の下宿先が空き家となっていたため、松田さんが「櫻畠楼」と名付け、後世に残すために維持管理をなさっているのです。
井上靖の下宿は2階にあると聞いていたので、お寿司屋さんの2階かと思っていました。ところが、お店は立派な6階建てのビルで、下宿屋だった「櫻畠楼」は道を隔てた少し先にあることがわかりました。
2階の各部屋を丁寧に説明してくださいました。
1階の居間では、わざわざお茶を出してくださった上で、長時間にわたって楽しいお話を伺うことができました。
お忙しい中を、本当にありがとうございました。
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