2017年09月30日

金沢でお茶をいただいた後、音認識の新視覚体験をする

 昨夜から望んでいる、柴山潟の湖面に映発する朝日に起こされました。

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 宿を発つ前には浮御堂を散歩。

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 加賀温泉駅前では、大きな観音立像が飛び込んで来ました。

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 金沢では、ひがし茶屋街の「森八」で抹茶をいただき、少し歩いて浅野川の対岸にある主計町茶屋街に足を向けます。
 「茶舎 觀壽」では、さまざまな煎茶や鉄観音茶をいただきました。

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 このお店は、婿殿の同僚だった方のご夫妻が金沢で開店なさった、本格的なお茶屋さんです。ご主人が台湾で沈先生の下で1年にわたってお茶を学び、満を持して開業なさったのです。お茶道具も、沈先生の作だそうです。

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 日本茶を中国茶のようにして飲むのは初めてのことです。一煎二煎と、変わりゆく香りと味を楽しみました。この飲み方で、おいしくいただけました。上質の鉄観音では、香りと味を贅沢に味わうこともできました。
 棚の左下に奈良の鹿の人形があることで、話も弾みました。

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 とにかく、淹れてくださるお茶の多彩な香りと味を堪能しました。長時間、お話を聞きながら、心落ち着く贅沢な刻を過ごしました。このような場所は、どこにでもあるものではありません。金沢に得難いところがあることを知りました。懇切丁寧な説明とご教示を、ありがとうございました。
 今、職場で王静先生に中国茶や紅茶のことを教えていただいています。今日のことを話し、今後の共同研究に活かしたいと思います。
 バスで、金沢21世紀美術館に移動しました。ここは、私が10年前に博物館の学芸員の資格を取得する時、講座の中で注目すべき美術館の代表的な例として紹介されたところです。いつか見たいと思っていたところです。そのコンセプトは、今も変わっていないと思いました。
 そのロビーの一角で、「Sight」という企画が開催中でした。視覚に頼らずに音で物を認識しようとする実験が、自由に体験できるものです。

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 入口には、次の説明文が掲示されていました。

ヒトは普段、"目で見る"ことに慣れ親しんでいますが、
"見える"という体験に目は必要なのでしょうか。

例えば、コウモリやイルカは音を使って障害物を避け、獲物を捕まえることができます。
彼らは目を使わずとも、"見える"という体験をしているのではないでしょうか。

私たち Sight Project は、"見える"ということの本質を探るため
目の前にある光景を音に変換するデバイスを開発し、耳という器官を通じた
新しい視覚体験をつくることを試みています。

さあ、あなたも"耳で見る"知覚世界を体験してみませんか?


 これは、私が取り組んでいる視覚障害者と共に古写本『源氏物語』を触読するテーマを、さらに発展させるものとなる可能性がありそうです。この「Sight」の取り組みとの接点や、共同研究の可能性を探ろうと思っています。今後の情報交換をお願いして来ました。

 短い時間ながらも、稔り多い充実した2日間でした。今後につながる収穫がいくつもあったので、明日からの日々の中で、さまざまな取り組みに活かしていくつもりです。
 
 
 
posted by genjiito at 21:58| Comment(0) | ■視覚障害
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