2017年07月16日

『百人一首』から『源氏物語』と関係のある10首を選ぶ

 今週末の22日(土)に、「点字・拡大文字付 百人一首〜百星の会」のみなさまを須磨に案内します。
 この計画は、過日の「目が見えない方々と須磨を散歩をするための下見」(2017年07月03日)で報告したように、ほぼ確定しました。食事もデザートも、何とか確保できました。みなさまに満足していただけるように準備を進めています。
 その後、宿泊研修場所となる「しあわせの村」でのイベントの検討が進む中で、翌23日(日)の午前中に、『百人一首』の中から『源氏物語』に関係のある歌を10首選び出し、その説明をすることになりました。そして、その歌を取り合うのです。
 実際に『百人一首』の中から『源氏物語』と関連する歌を抜き出してみようとすると、なかなか選べません。しかも、今回散策する須磨との関連も必要です。
 そこで、以下の10首を選んでみました。
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■『百人一首』の中で『源氏物語』と関係のある10首



【11】小野篁「わたの原八十島かけて〜」
  →光源氏と同じく官位剥奪の上で流罪。墓は紫式部の隣。

【14】源融「陸奥のしのぶもぢづり〜」
  →光源氏のモデルで、河原院が「夕顔」巻に関連。

【16】在原行平「立ち別れいなばの山の〜」
  →須磨を漂流し松風村雨堂に歌碑。須磨琴を製作したとか。

【24】菅家「このたびは幣もとりあへず〜」
  →光源氏のモデルとされる一人で、九州に左遷された。

【27】藤原兼輔「みかの原わきて流るる〜」
  →紫式部の曽祖父で「人の親の心は闇にあらねども〜」は『源氏物語』に26回も出る。

【55】藤原公任「滝の音は絶えて久しく〜」
  →酔った公任が紫式部に「若紫はおられませんか」と声をかけた。

【57】紫式部「めぐりあひて見しやそれとも〜」
  →『源氏物語』の編集者。

【78】源兼昌「淡路島かよふ千鳥の〜」
  →関守稲荷神社に歌碑。「須磨」巻に「まどろまれぬ暁の空に、千鳥いとあはれに鳴く」。

【83】藤原俊成「世の中よ道こそなけれ〜」
  →関守稲荷神社に俊成の歌碑。「歌人が源氏物語を知らないとは何たることか」と言った。

【97】藤原定家「来ぬ人をまつほの浦の〜」
  →『百人一首』の撰者で、『源氏物語』の本文を整理した。

 当日までに、みなさまが少しでも予習して参加できるように、これら10首について、簡単な説明を付けたいと思っています。ただし、目が見えない方々への説明文は、いろいろと配慮すべきことがあり、苦心惨憺しているところです。
 
 
 

posted by genjiito at 23:03| Comment(0) | ■視覚障害
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