2017年05月03日

京洛逍遥(443)現代版の売茶翁とお話をする

 先日、賀茂川を散歩していた時、河原の散策路の一隅で野点のお茶を振る舞うおじさんがおられました。ここで、ときどき見かけます。
 たまたま誰もお客人がいらっしゃらなかったので、少しお話を聞くことができました。どのような方が、どのような考え方で道行く人々にお茶を振る舞っておられるのか、いつも気になっていたからです。
 話し好きな方で、自由気儘に人生を楽しんでおられます。お茶も、流派に縛られず、楽しく美味しく喫していただくことを無上の喜びとしておられるのです。
 全国をまわっておられるとか。
 土手に泊めてあるトラックの荷台は、畳のお茶室になっているようです。全国各地の道々で、車を停めてお茶をいただき話をするそうです。東北や九州にも行かれます。また、北海道や北陸からお茶をいただきに、この賀茂川を訪れる方もいらっしゃるそうです。ツイッターをなさっていて、次に行く所をそこに書いているそうです。
 時間があれば、もっと話を伺いたいところでした。しかし、暗くなってきたのでまたの機会に、ということでお別れしました。
 今度ここには5月下旬に来るかな、とのことでした。次に出会えたら、ぜひとも一服いただいてお話に興じたいと思います。
 そういえば、このすぐ目の前には、「京洛逍遥(440)売茶翁の詩碑と散り初めた桜」(2017年04月21日)で紹介した、「売茶翁没後二百五十年記念碑」(2013年建立)の「遊鴨河煮茶」が建っています。
 その碑文の中に、つぎのことばがあります。
鴨川畔など風光明媚なところで往来に茶を振舞う

 この方は、まさにこの生きざまを体現しておられるようです。
 魅力的な方でした。
 
 
 
posted by genjiito at 23:54| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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