昨日のブログの後半に掲示した、中央大橋の上空を隊列をなして飛ぶ鳥の写真のことです。
私が持ち歩いているカメラはコンパクト版なので、拡大するとぼやけてしまいます。この鳥が何なのか、私にはよくわかりません。しかし、先生がおっしゃるように雁だと思うことで、イメージが膨らみます。
鳥の専門家の方々には、どのように見えるのでしょうか。
それはともかく、「帰る雁」として結構楽しんでいます。
先生は、「帰雁」は大阪では見かけないのものの、東京では数回目にしたことがあって懐かしい、とおっしゃっています。この官舎にお住まいだった頃に、越中島公園でご覧になったことがあったのでしょうか。
この写真が、先生のご記憶を刺激したようです。
また、「帰る雁」は確かに和歌にもよく出てくるし、森鴎外の「雁」、水上勉の「雁の寺」等々、文学との縁も深いものです。
隅田川に雁という取り合わせが、この季節ならではの、春先に北に帰る姿だとは。
そんなこととはつゆ知らず、絵になるなーっと思って、無意識にシャッターを切ったのです。
そういえば聞いたことがあるな、という程度の歌心のない貧弱な感性しか持ち合わせていないので、それではと早速調べてみました。
和歌や物語や俳句に無数に歌われています。
一部を引きます。
春霞立つを見捨てて行く雁は花なき里に住みやならへる 伊勢
朝ぼらけの空に、雁連れて渡る。主人の君、
(光源氏)故郷をいづれの春か行きて見むうらやましきは帰る雁がね 源氏物語「須磨」
いくかすみいく野の末は白雲のたなびくそらに帰る雁がね 定家
なきつれてかへる雁がねきこゆなりわが古さとの花も咲くらむ 一葉
去年今年大きうなりて帰る雁 漱石
それが一つには帰雁とあり 芥川竜之介「俊寛」
ということで、昨日は連写で撮影していたので、その写真の前後のものも掲載します。
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