2017年02月06日

お二人の主治医の自然体もこれまた仁術

 早朝より京大病院へ通院です。
 診察時間の予約をしていても、検査結果が出ていないと栄養指導などが受けられません。そのため、診察の2時間前に検体検査のために自動受付をします。これが8時15分からなので、そのために8時前には病院へ行って順番待ちで並びます。

 私が並んでいた、いつもの自動受付機の7号機が、もうすぐ自分だと思っていたちょうどその時に、あと少しという所で突然故障したのです。この列に並んでいた私を含む不運な患者たちは、職員の誘導で広いロビーの反対側にある対面カウンターでの手続きとなりました。
 1号機から6号機に並んでいた方々は、どんどん列が縮まっていきます。それを尻目に、ナンバーカードを手にしたままで、またあらためて順番待ちです。

 受付手続きが大幅に遅れたので、急いで2階の検体検査のために次の自動受付機に診察券をかざしたところ、ここでもエラー発生です。またまた対面カウンターに案内されて確認してもらったところ、何と検体検査の手配がうまくいっていないことがわかりました。
 ここでも待たされて、9時過ぎに優先的に血液検査などをしてもらうことなりました。

 これはあくまでもシステムの問題です。我が身によくある不運には、もはや動じなくなっています。それよりも、トラブルに対する職員の方々の迅速で適切な対応に、頼もしさを感じました。職員の方々も、機械やシステムは万全ではないことをよくご存じのようです。そうでないと、生身の人間は診られないのでしょう。

 声を荒げて病院側をなじるおじさんがいました、その醜態には、目に余るものがあります。齢を重ねても、人生の先輩面をして不満を他人に投げつけ、口汚く事務職員を罵るようになってはいけません。見たくもない老醜を見てしまいました。

 この方はこれまで、常に順調に生きてこられたか、苦節数十年でどうにか安定した立場に登りつめた方なのでしょう。一体何をしてるんだ、という上から目線の気持ちが満ち満ちた態度です。わけ知り顔でカウンターの方にも嫌みを言って立ち去られました。高齢化社会となったことで、不愉快なできごとに出くわすと、わけもなく喚き散らすこうした老人が増えないようにと、ただひたすら願うだけです。

 今日のヘモグロビンA1cは〈6.8〉でした。前回の昨年末が〈7.2〉だったので、普通は上がるはずの年末年始とこれまでの数値の経過を考慮すると、劇的な改善なのだそうです。特に他に問題はないので、この調子で、と励まされました。

 なお、主治医の長嶋先生は今年度限りで異動とのことで、4月から新しい先生になることが告げられました。お互いに、新しい環境で頑張りましょうと挨拶をしてお別れしました。4年の長きにわたり、私の身体の管理について、優しく対応してくださいました。2カ月毎の診察で、毎回いつも仕事疲れを気にかけてくださっていました。ありがたいことでした。

 私のガンをきれいにしてくださった腹腔鏡手術の先駆者であった岡部先生も、再発の兆候がないことが確認できた後、さらなる先進的医療の現場へと転身なさいました。「あなたの身体の中が実はよくわからないのです。」と、ニコニコしながらおっしゃっていました。そう言われた私も、なぜ生きていられるのか不思議に思う時があります。これでいいのでしょう。人間が生きているというのは、こんなものなのでしょう。深く問い詰めない方がいいようです。

 長嶋先生も同じように、多くの患者さんを励まして元気づけていかれることでしょう。糖質制限食のことを大上段に振りかざして通い出した頃に、「豊かな食生活を心がけてください」と、やんわりとした口調でいなされました。無理をせず、可能な範囲で豊かな食事をすると、気持ちもおだやかになります。
 今日の診察の折に先生に、昔の仲間と久しぶりに会った時、身体が小さくなったと言われたことを話しました。すると、一線で活躍していた40歳のころと比べて、20年も経てば小さくもなるでしょう、と一蹴されました。

 お二人の先生の優しさとおだやかさが生み出す仁術が、得難い治療だったように思います。いい出会いでした。ますますのご活躍をお祈りいたします。
posted by genjiito at 23:08| Comment(0) | 健康雑記
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