プログラムは、予告したように以下の通りです。
(1)挨拶(伊藤鉄也)
(2)2015年度の研究報告(伊藤鉄也)
(3)2015年11月から2016年6月までの活動報告(関口祐未)
(4)研究発表「視覚障碍者による絵巻研究の方法」(尾崎栞)
(5)研究発表「日本語漢字不可欠論再検討
〜漢字がないと同音異義語でこまるのか?〜」(中野真樹)
(6)研究発表「触文化研究の課題と展望
―「無視覚流」の極意を求めて」(広瀬浩二郎)
(7)共同討議(質疑応答、用語確認と実験方法など、参加者全員)
(8)連絡事項(関口祐未)
全体の内容等については、後日ホームページ(「古写本『源氏物語』の触読研究」の「研究会報告」でお知らせします。今少しお待ちください。
さて、本日の研究会も、刺激的な内容に満ちた2時間となりました。昼食を兼ねた懇親会を含めると4時間もの長きにわたり、みんなで語り合いました。
研究会が始まる前から、触読の話で盛り上がっていました。
右利きと左利きで、点字を読む効率に差があるのか、とか、人間の人差し指は脳の神経支配と関連していること。
変体仮名が読めているかどうかを判断するのには、資料を模写してもらうとよい、ということでした。この指摘は、現在進行している調査と実験実証において、さっそく実際に取り入れたいと思います。
4人の全盲の方が参加されていたこともあり、ご自身の実体験を踏まえた具体的な事例を元にした情報交換会となったので、貴重な勉強の場となりました。
私は、点字を読むことと墨字を読むことの意義について、あらためて考えさせられました。
また、文章を解釈する上で、目が見える人と見えない人で違いがあるとしたら、どのような解釈の違いが認められるか、というテーマにも挑戦すべきです。
作者が言いたいこと、伝えたいことの核心を、見えない人がより的確に読み取ることもあるように思われます。この、思われます、という点を検証する必要がある、と思いました。
触読に関する調査研究は、まだまだ可能性があります。
今後の成果を楽しみにしてください。
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