2016年01月28日

点字による変体仮名版の翻字は可能か(4/from 渡邊)

 福島県立盲学校の渡邊寛子さんから、目が見えない方がどのようにして変体仮名を使いこなしておられるのかがよくわかる、貴重な報告をいただきました。
 これは、今後とも変体仮名を点字で翻字する上で、参考になる情報なので、ここに紹介します。

 なお、渡邊さんからいただいた文章中の用例に、変体仮名の字母を【 】付きで添えていることをお断わりしておきます。


点字の翻字ですが、
今まで私は、いただいた立体コピーはすべて翻字データをパソコンで聴きながら点訳して紙で持ち歩き、一緒に触って確認しておりました。
ですから、変体仮名は当たり前のように、ひらがなの字母の「以」でなければ、
 
  い(いとうのい)【伊】
  い(いどのい)【井】
 
のようにつけていました。
他には、
 
  に(なんじのぞくじ)【尓】
  ま(よろづ)【万】
  ま(まんいんのまん)【満】
  み(数符3)【三】
  は(数符8)【八】
  な(なは)【那】
  し(こころざし)【志】
  し(あたらしい)【新】
  す(ことぶき)【寿】
  す(はる)【春】
 
かさばりますが、それが私にとってわかりやすいので、音声読み上げの音訓を短くしたような、耳慣れたメモを作っております。


 今後とも、変体仮名を点字で表記する上で、この渡邊さんの事例は大いに参考にしたいと思います。
 さらなる検討を進めていきます。
 思いつきで結構です。
 さまざまな立場や角度からのご教示を、よろしくお願いします。
posted by genjiito at 12:32| Comment(0) | ■視覚障害
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]