2015年06月01日

日本点字図書館創設者・本間一夫生誕の地へ

 日本点字図書館の創設者である本間一夫先生は、今年が生誕100周年ということです。それを記念して、盲教育史研究会のみなさんがオプショナルツアーとして、生誕の地(旧商屋丸一本間家)の増毛町行きを組まれました。

 朝8時に札幌駅北口集合し、貸し切りバスで北上して2時間半。
 朝方は小雨が降っていました。
 増毛は留萌の少し南の港町です。

 30人以上を乗せたバスの車中では、本間先生に関するクイズ大会が企画されていました。


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 マニアックな問題も含めて、全12問に詳しい説明付きです。
 三択だったので、私も参加できました。しかし、半分くらいしか当たりません。
 全問正解者が2人もいらっしゃいました。
 質問者からのヒントや、正解をめぐる解説がおもしろくて、道中はあっと言う間でした。

 クイズが終わってから、本間先生の生涯を描いた漫画の冊子と、その点字版をいただきました。


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 ここに、出題されたクイズの答えとなる情報が満載です。
 これは、今年の3月にできたばかりの、10頁ほどの冊子です。いただいてすぐに、バスの中で拝読しました。日本点字図書館と本間一夫先生のことがわかりやすくまとめてあります。手にする機会があれば、ぜひご一読を。

 増毛町に着くころは、ほぼ雨は上がっていました。
 参加者には年配の方が多かったこともあり、「この雨には増毛効果は期待できないので一応傘を持って降りてください。」と、マイクで車内放送がありました。どっとわきました。
 地名の「増毛」を「ぞうもう」と読む、音声読み上げソフトがあるそうです。
 こんな楽しい話を小耳に挟みながら、増毛の街に入りました。

 ちょうど昨日と今日はお祭り日で、街の中心部は歩行者天国になっていました。
 地酒「國稀」は、本間家が手がけてきたお酒です。


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 本間一夫生家では、大番頭さんから詳しい説明を伺いました。
 廊下を歩くだけで、大きな家であったことがわかります。


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 本間少年が生活していた部屋も復元されています。


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 外を見ると、ちょうどお神輿が通るところでした。


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 私が一番興味を持ったのは、13歳の本間少年が口述した日記です。
 翻字されていないか確認しました。しかし、明確な答えが得られなかったので、後日調べてみます。
 事前に私が調査をしていなかったこともあり、先生方にも尋ねにくかったものですから。


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 昼食を共にしたレストランでは、指田先生とテーブルをご一緒しました。そして、『源氏物語』を触読する実験に協力してくださることになりました。さらには、福島県にいらっしゃる渡辺先生を紹介してくださるとのことです。

 昨日に続き、一気に古写本『源氏物語』の触読にチャレンジしてくださる方が増えました。
 みなさん、お忙しい日々なので、ご無理のないように触読の練習をしていただくことにします。

 帰りのバスも快調に走りました。
 途中で、休憩したところでは、山に雪が残っていました。ただし、この写真の左端なので残念ながら写っていません。


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 定刻に札幌駅に着きました。
 得るものが多かった札幌行でした。
 また、今後につながる出会いも多く、帰ってから連絡を取り合うことになります。
 「挑戦的萌芽研究」は、これからの進展が、ますます楽しみです。

 今回の研修会実施においては、主催者の日本盲教育史研究会はもとより、共催の北海道視覚障害教育史懇談会と、協賛の北海道盲学校退職校長会のみなさまの並々ならぬ情熱に支えられて、すばらしいものとなりました。単なる参加者の一人ではありますが、得難い人とのつながりや貴重な情報を一身に浴びることができ、ぜいたくな札幌行きとなりました。
 みなさんには、大変お世話になりました。
 こんなささやかな個人ブログという片隅からではありますが、篤くお礼を申し上げます。
posted by genjiito at 22:51| Comment(0) | ■視覚障害
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