2015年03月17日

立川市中央図書館で源氏写本を再度立体コピー

 昨秋、「立川市中央図書館で聞いた視覚障害者への対応」(2014年10月29日)と題する記事を書きました。

 その後、ハーバード大学本「須磨」の巻頭部分を中央図書館の機器で立体コピーしていただき、それを使って総合研究大学院大学の学術フォームで発表したことも、次の記事で報告した通りです。

「視覚障害者と共に古写本を読むためのポスター発表をする」(2014年12月20日)

 今日も、中央図書館の福島さんのご理解とご高配をいただき、早坂さんのお手を煩わせて、また立体コピーを作成していただきました。


150317_rittaicopy1




 このコピーマシンの内部は、こんな状態です。


150317_copyinside




 このマシンの製造元をホームページで確認した所、大阪府八尾市にある松本油脂製薬株式会社の商品であることがわかりました。
 八尾といえば、私が10代を過ごした所です。会社は八尾高校の南西にあるようなので、機会があれば訪問してお話をうかがおうと思っています。

 また、このマシンは、1979年3月に熱発泡性マイクロ樹脂「マツモトマイクロスフェアー」を製造販売された翌年に、それを応用した盲人用立体コピーシステムとして販売されたもののようです。
 この技術が今はどのように発展し、展開しているのか、ますます興味が湧いてきました。

 今回の立体コピーは、国立民族学博物館の広瀬浩二郎さんのアドバイスを受けて、再度のチャレンジです。

「京都駅前で充実した時間を過ごす」(2015年02月27日)

 立体コピーはもう少し大きい方がいいとのことだったので、ハーバード大学本「須磨」の巻頭部分を、原寸よりも1.5倍に拡大したものを元にして作っていただいたのです。

 圧力は、7.5、10の2段階にしていただきました。


150317_rittaicopy3




 次の写真は、左が圧力10の立体コピー、中央が圧力7.5の立体コピー、右が印刷用原稿、を並べたところです。


150317_rittaicopy2




 判読が大変ながらも、文字が幾分盛り上がっていることがわかるでしょうか。
 私が触った限りでは、前回の原寸大よりも少し大きいこの方が、指への引っ掛かりが実感できるので、確かに読み取りやすそうです。
 また、圧力は、前回の7.5よりも、さらに強い圧力をかけた10がよさそうです。

 さて、この新しい立体コピーを使った実験がどのような結果をもたらすことになるのか、また楽しみが増えました。

 関連する参考情報をお持ちの方からの連絡も、お待ちしています。
posted by genjiito at 23:15| Comment(0) | ◎源氏物語
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