2015年03月13日

山下智子さんの京言葉で読む源氏物語へのお誘い

 不思議なご縁から、京言葉で『源氏物語』の朗読をなさっている山下智子さんの活動を知りました。

 関弘子さんが『源氏物語』をお読みになったCD百枚は、そのすべてをiPhoneに入れて持ち歩いています。
 耳で聞く『源氏物語』としては、他にも俳優さんが録音されたものを、いくつか持っています。

 そこへ、無名塾出身の山下智子さんが、中井和子先生の京言葉訳『源氏物語』を読んでおられるとのことで、たいへん興味を持ちました。

「公式サイト︰京ことば源氏物語」

 この3月29日(日)には、神戸の風月堂本店で朗読サロンとして「花宴」巻を、


150313_yamashita1




150313_yamashita2_2




 来月になって、4月11日(土)と12日(日)には、東京のキッド・アイラック・アート・ホールで「全五十四帖連続語り会」として「若菜上 其の四」の公演があります。


150313_yamashita3




150313_yamashita4




 公演の趣旨や心構えなどを、いただいたメールに記しておられましたので、参考までに一部を引きます。


私は源氏物語を百年前の京ことばで、また原文を京音調で語る活動を致しております。
東京世田谷区の劇場キッド・アイラック・アート・ホールにて全五四帖連続語り会を隔月で開催し、​これは今年で​六年目となります。
様々に現代語訳されている源氏物語ですが、物語の生まれた京都という風土が育んだ気配や風情を体感していただきたい、また日本語の美しさ、心と言葉の声の深い関わりを体感していただきたいとの思いで、書物として遺された平安人の苦楽、もののあはれを声に乗せることに心注いでおります。
テキストは中井和子先生の「現代京ことば源氏物語」(大修館書展刊)を使用し​、また原文も京音調で語っております。


 非常にわかりやすい説明です。

 ホームページにあがっている、YouTubeの動画像を拝見しました。
 京ことばで、しっとりと語りかけておられます。
 これを会場で聞くと、独特の雰囲気の中で物語に浸れそうです。

 私としては、次の言葉の方にも注意が向きました。


隔月公演は作家窪島誠一郎氏所有の劇場で、窪島氏の主催です。
この公演の収益を点字図書館に寄付なさっていて、目に障害のあるお客様が何人も耳をかたむけてくださっています。
皆様鋭い感覚です。

お客様が目をとじてお聞きくださり、ご自身の源氏物語絵巻をイメージの中で描いて下さる事が理想です。
パフォ−マンスではなくまったく声だけでどのくらい物語を、また人物のこころや気配を伝えることが出来るのかというところを課題としております。
源氏物語の偉大さに、目の前の山は高くなるばかりですが・・・。


 目の不自由な方も聞きにいらっしゃるようです。
 現在、私は目が見えない方々と一緒に、『源氏物語』を古写本で読む試みに挑戦中です。写本に変体仮名が記された物語を、指などを駆使して、何とか独力で読めないかと模索中なのです。

 音声によるサポートも考えていたので、この山下さんの朗読は大いに参考になり、いい刺激と発想をいただけそうです。
posted by genjiito at 22:33| Comment(0) | ◎源氏物語
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]