以下に取り上げた教材は、多分に個人的な趣味のものも多いことを、あらかじめご了解ください。
【大阪書籍】(40冊)
昭和28年度用
5年上 「書物の研究」という文(18頁)に日本の写本のことはまったく出ない。
5年下 絵巻物として「鳥獣戯画」が取り上げられている。「衣川」(『義経記』)
昭和29年度用
5年下 昭和28年度版にあった「マハトマ・ガンジー」が「インドの父」として採択。
「衣川」(『義経記』)が「主従愛」(指導の記載)を考えさせる教材として再録。
昭和32年度用
1ねん下 「いっすんぼうし」
2年上 「浦島太郎」
2年下 「やさしいかみさま」 『古事記』より大国主命の話
3年上 「かぐやひめ」
4年上 ・昭和28年度版にあった「本のれきし」がこの改訂版では削除
4年下 ・昭和28年度版にあった「ぞうの話」がこの改訂版では「羽衣」と共に削除
5年上 「京都の春」 7頁にわたる写真入りの風物詩。
「春はあけぼの」が再録。
昭和28年度版にあった「ひえだのあれ」が「『古事記』の編集」として
挿し絵入り6頁で再掲載。
6年上 「京への旅」(『更級日記』)は、昭和28年度の目次にもある。
6年下 「わかむらさき」(『源氏物語』)
*1ねん下の「いっすんぼうし」では、各頁上下いずれかの段にカラーイラスト(計8枚)が挿し絵として使われています。
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なお、文節が泣き別れとなる箇所(上図5行目末尾「おかあさん=を」)に「=」が付されていることについては、現在調査中です。この年の教科書は、私が小学校1年生の時に実際に使用した年度です。まったく記憶がありません。大阪書籍以外では、そのような記号は使われていないようです。この件で、何かご存知の方がいらっしゃいましたらご教示をいただけると幸いです。
昭和28年度版にあった「春はあけぼの」(『枕草子』)が現代語訳と挿し絵入り6頁で再録されています。冒頭の紹介文には、次のような説明があります。
「同じころに書かれた「源氏物語」とならんで、平安朝文学の代表作とされ、むかしから多くの人々に読まれ、親しまれて来ました。」
「『古事記』の編集」の最後には、次のような記述があります。
「「古事記」で、音を表わす字として、漢字を使うようになったことが、やがて、ひらがなやかたかなができるもとになりました。そして、かなが使われるようになって初めて、源氏物語などという、世界じゅうの人々に愛される文学作品が、生まれました。」
「京への旅」は菅原孝標娘が『源氏物語』を読んだことを、挿し絵入りで語るものです。この冒頭に、「この文に出てくる「源氏物語」は、この日記より五十年ほど前に、書かれたものです。」とあります。
「わかむらさき」は、冒頭に詳しい『源氏物語』の解説があり、末尾に以下の文が記されています。
「この文は、源氏物語の一部を、現代語に書き直したものである。(中略)近年英語訳も出版され、日本ばかりでなく、世界で最もすぐれた作品の一つとして、高く評価されている。」
内容は、「若紫」と「末摘花」の一節を現代語訳したものです。挿し絵は、国宝源氏絵巻とイラスト2葉。
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昭和36年度用
1ねん下 「いっすんぼうし」
2年上 「白うさぎ」「かぐやひめ」
3年上 「力くらべ」 アイヌ伝説と神話
4年下 「白い鳥」 『古事記』よりヤマトタケルのクマソ征伐の話
*「いっすんぼうし」は昭和32年度と同じ教材の採択。ただし、この昭和36年度用と次の昭和39年度用では、昭和32年度用の最終頁にあった堀川少将になる頁(上掲図版の頁)がカットされています。
昭和39年度用
1ねん下 「いっすんぼうし」
2年上 「白うさぎ」「かぐやひめ」
昭和40年度用
三年下 「インドからぞうが来た」「力くらべ」
五年上 「「古事記」の話」で上記同文で『源氏物語』に言及。
「本の歴史」に写本の説明はない。
五年下 「北国落ち」(『平家物語』)の説明文
六年下 「すさのおと大国主」。「古都の花」は『平家物語』の忠度の都落ちの話。
*「インドからぞうが来た」は、昭和24年にインドのネルー首相から上野動物園に「インディラ」というゾウが贈られた話です。
平成8年度用
5上 「日本語の文字と言葉」に字母のことが少し
6上 短歌に人麿・敏行・実朝の歌あり。
与謝野晶子の歌碑のカラー写真が巻頭にあり、晶子の文学碑について8頁もの文章があります。マザーテレサについても書かれています。
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