2014年11月26日

科研の成果として《電子ジャーナル》を創刊しました

 平成25年10月に採択された科研「海外における源氏物語を中心とした平安文学及び各国語翻訳に関する総合的調査研究」(基盤研究A..25244012)では、ホームページ「海外源氏情報」を公開して、調査研究と情報発信等の運営を推進しています。

 平成26年3月には、冊子版と共にウェブからも「ダウンロード版『日本古典文学翻訳事典1』」を公開しました。

 これを受けて、研究誌の発行を検討していく中で、ホームページからオンライン版の〈電子ジャーナル〉を発行発信することにしました。
 本日、『海外平安文学研究ジャーナルvol.1.0』を公開しましたので、まずはその宣伝用のチラシを掲載します。


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 早々に〈ISSN番号〉を取得し、公開のための編集と準備をすすめていました。
 ISSN番号とは、「International Standard Serial Number」(国際標準逐次刊行物番号)の略号で、日本では国立国会図書館が番号の登録や管理を行っているものです。

 昨今、日本文学は「日本国内の文学」にとどまらず、「世界の中の文学」として位置づけられる時代となりました。世界中の人々と共に日本文学について考えていくために、本科研では各種情報を収集整理し、その成果は科研のホームページを通して発信し、ハイペースで更新しているところです。

 今回のオンライン版『海外平安文学研究ジャーナル』では、平安文学を中心にした以下の内容を掲載しています。


〔1〕研究論文
〔2〕小研究(note)
〔3〕研究余滴(column)
〔4〕翻訳実践


 海外で平安文学を研究する方々は、どのような背景や環境のもとに日本文学の研究や翻訳をして来られたのでしょうか。また、研究しておられるのでしょうか。これは、日本において研究しておられる方々についても言えることです。

 そうした問題意識を持ちながら、翻訳を含めた多言語に対応した平安文学研究の意義や成果等を、世界各国の方々と情報を共有して考えていきたいと思います。

 本ジャーナルには、【原稿執筆要項】も掲載しています。こうした企画の趣旨をご理解いただき、自由活発な投稿でお力添えくださいますよう、この場を借りてお願いする次第です。

 なお、本ジャーナルの特色の一つとして、原稿執筆者は公開から1年以内に1度だけ、原稿を《改訂版》に差し替えることを認めています。従来の論稿等は、印刷して配布されたままでした。しかし、公表すれば当然のことながら、さまざまな反応がありご教示をいただくことになります。そうしたやりとりの結果を、1年以内に補訂の手を入れることで《改訂版》としてよりよいものに仕上げることも、執筆者にとっては大事な責務だと思います。
 1年をかけて育てるという機能も、電子ジャーナルであるからこそ可能となるものです。
 研究誌名の末尾にある「vol.1.0」が、そのバージョンです。1年後の《改訂版》の末尾は、「vol.1.1」となります。

 本ジャーナル創刊号の[目次]は以下の通りです。


□創刊の辞(伊藤鉄也)

■研究論文
 スペイン語版『源氏物語』の評価と享受
   (高木 香世子︰マドリード・アウトノマ大学・准教授)

 『源氏物語』の「京都」はどう英訳されたか
   ―創造された京都と、変貌する『源氏物語』―
   (須藤 圭︰立命館大学・助教)

■小論文
 ベーネル訳『源氏物語』における和歌の翻訳()
   ―英訳・仏訳との比較から―
   (常田 槙子︰日本学術振興会特別研究員(DC2)
         /早稲田大学大学院博士後期課程)

■翻訳レポート
 Traduttoretraditore
  ―イタリアが恋に落ちた『源氏物語』―
   (イザベラ ディオニシオ︰お茶の水女子大学大学院博士前期課程)

 ◆執筆者一覧
 ◆科研活動報告
 ◆編集後記
 ◆研究組織


 本誌の閲覧にはパスワードが必要です(メール申請制)。
 閲覧を希望される方は、まずは下記のサイトからパスワードを請求してください。
 すると、登録したメールアドレスにパスワードが返送されて来ます。
 パスワードを取得した後、ダウンロードをしてパスワードを入力後に、ごゆっくりとお読みください。

 なお、閲覧には以下の利用条件があります。


・営利目的では利用しない
・無断転載・引用・複製・二次加工・再配布を行わない


 科研の成果物であることから、メールによる申請制としていることをご理解の上、以下から自由にダウンロードをしてお読みください。
 繰り返しになりますが、まずはパスワードを申請して取得してから、ダウンロードをしてください。

『海外平安文学研究ジャーナルvol.1.0』の閲覧申請


posted by genjiito at 19:48| Comment(0) | ◎源氏物語
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