2014年08月27日

米国議会図書館本『源氏物語』のひまわり用データ公開

 国立国語研究所の高田智和先生から提供していただいた情報2件を紹介します。

(1)「米国議会図書館蔵『源氏物語』翻字本文/ひまわり用データ」公開
 
 米国議会図書館蔵『源氏物語』翻字本文が、全文検索システム『ひまわり』で利用できる形式のファイルとして公開されました。

http://textdb01.ninjal.ac.jp/LCgenji/himawari_package.html

 Webの文字列検索では、行を跨いだ検索ができませんでした。
 それが、『ひまわり』を使うと、行跨ぎ文字列検索ができるようになる、とのことです。

 私も、これから上記ホームページより『ひまわり』とデータをダウンロードして、実際に使ってみようと思います。

 なお、米国議会図書館蔵『源氏物語』については、「国語研の米国議会図書館蔵『源氏物語』の公開アドレス変更」(2014年07月31日)など、過去のブログ記事をたどると、その概要が確認できます。

 
 
(2)JSL漢字学習研究会の案内
 
 JSL漢字学習研究会は、日本語教育における漢字学習または漢字指導(教育)について、実践方法や理論の情報交換をする研究会です。

 その会の第51回 研究会が、来月9月20日に開催されます。
 詳細は、「第51回 研究会(2014.9.20)開催通知」をご覧ください。

 参加なさる方は、事前に上記ウェブ内の「研究会参加申込」ページより申し込みが必要です。
 
 以下に、その一部を抜粋しておきます。
 
■テーマ■
 「漢文を日本語で読む」

■開催趣旨■
 漢文文献を日本語として読む(訓読する)ことによって,漢字・ 漢語を日本語表記・日本語表現として取り入れてきました。 訓読のしくみ,漢文の学習方法,古代日本語表記・ 表現への影響など,漢文が日本語に果たした役割と意義, 東アジア漢字圏での訓読現象について議論します。 ​​

■日時■
 日程:2014年9月20日(土) 14:00〜17:00
 会場:国際交流基金日本語国際センター (埼玉県さいたま市)

■プログラム■

 開会挨拶:濱川祐紀代
  (国際交流基金日本語国際センター/国立国語研究所共同研究員)
 司会:徳弘康代
  (名古屋大学/国立国語研究所共同研究員)
 講演1:「漢文訓読の多面的意義」小助川貞次
  (富山大学/国立国語研究所共同研究員)
 講演2:「古代歌謡と和歌に見える漢文の影響」アルド・トリーニ
  (ヴェネツィア大学・イタリア)
 閉会挨拶:高田智和(国立国語研究所)

(共催:国立国語研究所共同研究プロジェクト「文字環境のモデル化と社会言語科学への応用」)
(協力:国際交流基金日本語国際センター)

情報更新日:2014年08月25日
posted by genjiito at 22:45| Comment(2) | ◎源氏物語
この記事へのコメント
今、源氏物語を書写しています。
宇治十帖 から 書きはじめ 7年間、手探り制作してきました。
書写とは、・・・・何か。どうあるべきか。

つかめた後、最初の1帖、きりつぼから、書こうと思っています。
料紙制作20年 かな書45年、 表具制作25年と、どれも、手探りで、続けて来ました。
総まとめと思い、全部を20年掛けて書こうと決めやっています。[7年過ぎました]
大学のカルチャー 、研究会に、参加していますが、
先生方は、底本を定めればよいとのアドバイスでした。
国立国語研究所の公開講座の折り伺ったアドバイスも同じだったと記憶しています。
最初に受けた講義で使用されていた、新潮社日本古典集成を
使っています。
源氏物語の本は、岩波の赤、緑の2種類、古典書は、河内本と
青表紙本コピー、どのように進めていけばよいものか・・・・
アドバイスお願いします。
料紙制作 装丁[綴葉装]、自分で制作しています。
Posted by Y.M at 2015年04月29日 08:13
Y.M さま

コメントを拝見しました。
すばらしいことに挑戦なさっていると思います。
ただし、私がかつてブログで批判したことと同じことを、今なさっているように思われます。
『源氏物語』の本文を研究している身として、非礼を顧みず以下に記しますことをお許しください。
私の意見は、次の記事をご笑覧いただければ、と思います。

「何故かくも愚行を誇らしげに」(2010/9/26)
http://genjiito.blog.eonet.jp/default/2010/09/post-cd5d.html

この記事で私が批判している「岩波・古典大系」が、今回の場合は「新潮・古典集成」に変わっただけです。

折角の崇高なる志が、このままでは日本の文化を破壊する行為に等しいと、私がまた批判することになってしまうことを危惧します。
活字本を書写しておられるのですから。

『源氏物語』は長大です。その全巻を書写するとなると大仕事です。
それだけに、何を写すか、ということをよく考える必要があると思います。

電子メールや本ブログのコメント欄は連絡用の伝達手段であり、こうしたデジタル文字では気持ちは伝わりません。
顔の見えないコミュニケーションは誤解を生むことが多いので、可能であれば直接お話ができれば、と思います。
私は、京都と東京を往復する生活をしています。
Posted by genjiito at 2015年04月29日 10:58
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