2014年03月13日

京大病院は私のリフレッシュルームです

 昨日は、職場で思いがけない成り行きに対処することとなり、非常に疲れました。

 現在、科研の本年度の報告書である『日本古典文学翻訳事典』の作成を終えたところです。
 ホームページのデザインをしていただいたデザイナーさんに、報告書の表紙や扉もおしゃれなデザインにしてもらいました。
 また、2人の科研スタッフも、情報を整理し、版下作成ソフトであるインデザインを駆使して、いい本の原版を作ってくれました。私も、ワシントンに旅立つ日までに初校の校正を終えました。

 ところが、インデザインで作成したデータを印刷業者に入稿したところ、使われているフォントを持っていないのでPDFで印刷したい、とのことです。
 私の方は、何も特殊なフォントなど使ってはいません。インデザインさえあれば、フォントがどうのこうのなど論外です。無料で使えるヒラギノや小塚というフォントです。それがないので、入稿データの印刷ができないのだそうです。わけがわかりません。

 昨年も、ある業者にインデザインで作成したデータを渡しても、ワードか一太郎で入稿してもらえないかと言われました。
 また、納品にあたり、印刷物と印刷に使用したインデザインの最終データをもらうはずが、インデザインのデータはないとのことでした。そこで、ワードのデータをインデザインに流し込んだと思われるファイルをもらいました。ところが、そのインデザインのデータには文字化けがいくつかありました。本末転倒です。印刷屋さんが、プリントゴッコ屋さんになっています。

 昨日もそうでした。せっかくいい印刷をしようと取り組んで来たのに、PDFで印刷するのだというのですから。素人の印刷屋さんには、今年もがっかりです。安かろう、悪かろう、の典型的な話です。せっかくすばらしいデザインをしてくださったデザイナーさんにも、本当に申し訳ないことです。

 今回の印刷業者は、一昨年のこの時期に製本ミスをして慌てふためいた時と同じ業者でした。
「科研の報告書に製本ミスが見つかる」(2012/4/7)
 いやな予感がしていました。
 さて、今回の結末はどうなるのでしょうか。
 今から、気持ちは晴れません。

 とにかく、今回の報告書の印刷に関して、これからどんなことが出来するかわかりません。今後の対策を2人のスタッフと慎重に打ち合わせをしてから、急いで新幹線に飛び乗りました。翌朝、京大病院で検診があるためです。

 ぐったりとしてお弁当を食べ出したときです。急に食道が詰まり、まったく食べられなくなりました。
 私はお弁当を買っても、炭水化物を避ける生活をしているので、半分以上は口にしません。もったいないのですが、糖質漬けの社会では、はっきりとした意思をもって食べないようにしないと、血糖値が上がりっぱなしの生活になります。

 胸の支えがますます酷くなる中、しばらく座席でじっとしていました。しかし、状況はしだいに悪くなり、席を外して吐き出しました。とにかく、苦しい1時間半を、車内で過ごしました。

 これと同じことが、昨秋、スペインから帰りの飛行機の中でありました。
「スペイン拾遺−帰路の機内での腹痛−」(2013/11/18)
 あれの再現のような苦しさでした。

 京都駅についてから、市バスで河原町通り沿いに帰ろうとしていたら、ちょうど駅北口前で、軽快な音楽と共に虹色の噴水ショーが始まりました。

140312_rainbow




 ロウソクのような京都タワーとこの光のショーを見て、少し胸の息苦しさが軽くなりました。これまでにも何度も見た光景です。しかし、ちょうど苦しい思いをしている時だっただけに、一息つくことができました。音と光には、気持ちを静める効果があることを実感しました。

 ゆったりとした気持ちになってからバスに乗って自宅に帰り、日付が変わらないうちに昨日のブログを書きました。

 今朝は、早朝から京大病院へ行きました。生憎、昨夜来の雨で、いつものように自転車で行けません。
 今日は、私のガンをきれいに切除していただいた岡部先生の定期検診です。いつも穏やかな対応をしてくださるので、岡部先生の診察の後は気持ちが安らぎます。

 今日は、昨夜の新幹線でのことをお話しし、何か対策を聞くことにしました。しかし、私の場合は消化管がないので、食道と腸のつなぎ目でさまざまなことが起こるのはどうしようもないのだそうです。昨夏も、そう言われたように思います。私は、病気ではなくて臓器が欠損しているだけなのです。

 消化管を切除した人によっては、食事時に胸が支えて苦しくなるというので、山芋を最初に食べる方もいらっしゃるそうです。ただし、この苦しさがいつ起きるかわからないので、予測ができないだけに、これもなかなか大変なことです。

 いろいろと参考になるお話を聞き、今後の予定や検査の予約などの手続きをして帰りました。
 その後、烏丸御池の歯医者で面倒な治療をしてもらいました。
 身体の至る所に問題を抱えて生きています。しかし、それも小まめに通院しているので、大事には至らない所で持ちこたえているようです。

 明日も朝早くから京大病院です。
 私はこの病院が好きです。気持ちが落ち着きます。命を救ってもらったことと、この病院内の環境が心地よい気持ちにしてくれるのです。こう言うと、家族はいつも笑います。しかし、こうして何も違和感なしに行ける病院があることは、無事に日々の生活を支える大切な一つになっていると思っています。この安心感があるからこそ、スペインにも、ベトナムにも、アメリカにも行けます。

 先生にそんなことを伝えると、いつものように (^_^) と笑っておられました。
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | *健康雑記
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