2014年02月23日

江戸漫歩(74)『みをつくし料理帖』の舞台を歩く

 先日書いた「読書雑記(95)高田郁『美雪晴れ―みをつくし料理帖』」(2014年2月20日)の舞台を歩いてみました。
 本の巻頭に掲載されている地図は、次のようになっています。

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 この中央部分を、今回は歩きました。

 図面の左下にある「つる家」と「俎橋」のあたりからスタートしました。
 今は、地下鉄九段下駅を上がってすぐのところです。
 緩やかな九段坂を左手に上った正面に、靖国神社の鳥居が見えます。その左が皇居です。

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 この写真中央に聳え立つビルのあたりに、『みをつくし料理帖』で主舞台となる「つる家」があったことになります。
 もちろん、架空の話です。しかし、ここに立つと、あたかもつい最近まで「つる家」があったかのような思いにさせられます。そして、澪が飛び出してくるような。

 女主人公の澪が「つる家」を出て東方向の神田神保町に向かうすぐのところに「俎橋」があります。そこを渡ったあたりから、この九段下を撮りました。

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 信号機のある高速道路の下に飯田川が流れています。そこに架かるのが「俎橋」です。
 折しも、「東京マラソン2014」が開催されているときでした。東京マラソンの警備のために交通が遮断されているので、幸いこうして道の真ん中から撮影できました。

 振り返って、神田神保町を向くと、たくさんのランナーが走っていく姿が見えます。

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 主催者の発表によると、3万6千人が走っているのだそうです。応募は30万人もあったとか。
 とにかく、蟻の大群が押し寄せるようにして、さまざまな衣装の人々が走り抜けていきます。とにかく、みなさん楽しそうです。外国人の方が多いのに驚きました。

 神田の方に道を渡れないので、飯田橋へと大回りして神田明神を目指しました。
 途中で、飯田橋から西神田へと向かう地点で、大勢のランナーと出くわしました。

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 後楽園から神田川沿いに歩いて行くと、河津桜が咲き初めたところでした。

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 湯島聖堂に立ち寄り、さらに西の昌平橋に至りました。

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 ここは、上の地図の中央右端にあたります。
 写真の上手前に黄色の総武線が走っています。その向こうに赤色の中央線が走っています。
 中央線の手前下に、昌平橋が架かっています。
 写真左端からこの道路のあたりに、源斉宅や澪の長屋があったかと思われます。
 元の「つる家」は、右手のニッポンレンタカーの手前あたりと考えたらいいのでしょうか。

 すみません。あくまでも小説の中での話です。現実の風景があまりにも違うので、イメージはすんなりとは結び付きません。しかし、こうして架空と現実を結びつけながら歩くと、それがほぼそのまま再現できる京都とはちがって、微妙にズレた別の楽しみが得られます。

 ちょうど、「神田明神下御薹所町」の町の様子が、安政3年(1856)と平成15年(2003)の地図を並べて対比できるようにした掲示板がありました。

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 こうした配慮は、楽しみながら歩く者には、ありがたいものとなります。

 この「現在地」とある地点から少し北に上がって左に曲がると、神田明神があります。
 ちょうど、結婚式が始まるところでした。
 私は、国内外を問わず、よく結婚式に出会います。2週間前のベトナムのハノイでもそうでした。

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 ここから湯島天神の手前にある「化け物稲荷」を探そうとしました。しかし、予定の時間になったこともあり、今日はここで打ち切りです。

 お江戸の家並みは、たくさんの絵図に書き残されています。
 次回はもっと下調べをしてから歩くことにします。
posted by genjiito at 23:52| Comment(0) | ・江戸漫歩
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