2013年07月27日

顔認識の調査と情報管理の難しさ

 今日の京都は、思ったほど暑くはなくて助かりました。
 平安神宮のある岡崎に、京都府立図書館があります。蔵書数が多いので、よく行きます。
 今日は、一日中ここに籠もって調べ物をしていました。というよりも、俳優さんの顔を認識する作業に没頭していました。

 最近、昭和7年と8年の映画と演劇について興味を持って調べています。
 池田亀鑑に関連することで、昭和8年11月に源氏物語劇の上演が中止になった前後のことです。
 その時の打合せの場面かと思われる1枚の写真があります。そこに池田亀鑑が写っているのは確かだとして、その周りを取り囲むようにしている人々の顔の確認をしているのです。
 このことは、「江戸漫歩(66)国立国会図書館で資料を調べる」(2013/7/22)で少し書きました。

 その1枚の写真で、池田亀鑑の横に座っている女性は女優の伊藤智子(いとうとしこ、跡見女学校卒、本名は田村智子)ではないか、という情報をいただき、そのあたりから調べていきました。
 すでに、伊藤智子が出演した映画『禍福』(昭和12年、菊池寛の原作を成瀬巳喜男が監督した恋愛ドラマ)は見ました。伊藤智子は、入江たか子の母親役として出演しています。
 ただし、この映画からは、手元の写真と見比べても、顔が似ているように思われるだけで確証は掴めませんでした。

 今日は、京都府立図書館の視聴覚ライブラリで、伊藤智子が歌人役として出ている映画『妻よ薔薇のやうに』(昭和10年、中野実の『二人妻』を成瀬巳喜男が脚色・監督した愛のドラマ)を見ました。ここで、手元の写真の女性が、伊藤智子であることをほぼ確信しました。
 ただし、写真に写っている男性陣4人が皆目わかりません。俳優関係者でないとしたら、さらに範囲が拡がります。根気しかありません。
 まだまだ、傍証が必要です。これは、今後の課題です。

 帰りに、利用者登録をすることにしました。手続きは簡単でした。ただし、京都府立図書館のインターネットサービスで登録できるパスワード用の文字で、困ってしまいました。

 後でわかったことですが、「小文字の半角英数字6〜8文字」が使えることと、「l(エル)とO(オー)」は使えないことが、その原因でした。大文字も使えないのです。そのことに中々気付かず、相当難儀しました。

 例えばの話、「東京、横浜、小田原、静岡、豊橋、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本、鹿児島」には、すべて「O」が入っています。つまり、「l(エル)とO(オー)」は意外によく使うようです。

 大文字が使えないのは、パスワードの範囲を狭めているので、この制限はいずれは撤廃されることでしょう。
 利用者のことを思い、混乱を防ぐための配慮なのでしょう。しかし、この親切がかえって混乱を来していると思われます。

 なお、現在私は、193個のパスワードといわれるものを使い分けています。特殊な方法で、折々に確認できるようにしています。ことほどさように、今や多くの人々が、思い出すのも大変な数のパスワードに囲まれていると思われます。
 しかも、銀行などは長期間パスワードが変更されていないので、早く別のものに変更しろと、しつこく言って来ます。大変な時代となりました。
 さらに追い打ちをかけるように、時とともに記憶力が減退するのですから、なおさら困難を強いられます。

 それに加えて、カード社会となり、お店のポイントカードを含めて、膨大なカードを持ち歩いている方が多いようです。私も、常時数十枚のカードを持ち歩いています。もちろん、東京と京都で置き場所を変え、毎週それぞれの滞在先でカードを入れ替えています。これがまた面倒なのです。ポケットも膨らむばかりです。

 パスワードやカードと、たくさんの情報を持ち歩く現代社会は、いつか整理しないとパンクすることでしょう。人間は賢明な動物なので、いずれは解決策を見いだすことでしょう。しかし、今はまだ過渡期なので、しばらくはこのまま個人に負担が強いられていくようです。

 発行する方は気軽に個人に配布しているパスワードとカードも、その発行者側での管理が杜撰であることは、すでに情報の流出問題で常識となっています。最初は特定の用途以外には使わないとしながらも、その裏ではじゃじゃ漏れの個人情報なのです。管理している人がよくわからない管理方法なので、これには打つ手がないとされています。

 便利な情報化社会と言われています。しかし、私が生きている内に、これらの情報が適正に管理され整理されることはないようです。今は、記憶力に頼らないで情報を使い熟すことを心がけ、自分でパンクしたら再発行に頼るしかない、と割り切っています。

 それにしても、おもしろいカード社会に加えてネット社会に生きていることを実感しています。
posted by genjiito at 23:32| Comment(0) | ◎情報社会
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