銀座というと、コナミスポーツクラブでスイミングやフィットネスをしていた頃は、毎日のように仕事帰りに立ち寄っていた馴染みの街でした。しかし、2011年9月5日にコナミを退会してからは、やはり足が遠ざかりました。宿舎から自転車で15分の至近の距離であっても、休日にわざわざブラブラしに行くということもなくなったのです。
この経緯については、「スポーツクラブを退会」(2011年9月30日)に書いた通りです。
さて、銀座のミキモト真珠店の前は、いつもきれいな花やディスプレイが目を楽しませてくれます。「銀座探訪(24)粋なミキモト真珠の店先」(2010年6月 3日)
その店先で、今年は西洋サクラソウがみごとに咲いているのを見かけました。折しも、ミキモト真珠発明120周年の記念の年なのだそうです。
先週の雛祭りの日に京都の植物園で見た西洋サクラソウは、まっ白で清楚な感じでした(「京洛逍遥(260)植物園の草花展と半木神社」(2013年3月 3日))。
このミキモトの花は銀座らしく、人目を惹くような鮮やかなプレゼンとなっています。120年という文字を強調したかったのでしょうか。白い花が一鉢もないのが印象的でした。
隣の木村屋でうぐいすパンとよもぎパンを1つずつ買い、銀座4丁目を西に渡った大黒屋6階ギャラリーで開催されている書道展「春光こでまり会書展」へ行きました。
仮名を中心とした作品展で、お目当ての作品は、古今集の撰者でもある凡河内躬恒の歌でした。
みつね
道しらはたつね
もゆかむもみち
はをぬさとた
むけて秋は
いにけり
この歌は嵐山の紅葉を詠んだものと思われます。
そして、息子の『百人一首』の持ち札でもある、菅原道真の「このたびはぬさもとりあへず手向山もみぢのにしき神のまにまに」を連想させます。
躬恒というと、この時期には次の古今集の歌が浮かびます。
春の夜、梅の花をよめる
春の夜の闇はあやなし梅の花いろこそ見えね香やはかくるる
手元にある架蔵『探幽筆 三拾六哥仙』には、こんな躬恒の姿が描かれています。
参考までに紹介します。
この絵は、まだ復元し終えていないものです。
これに関する詳細は、「架蔵『探幽筆 三拾六哥仙』の復元」をご参照ください。
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