2013年01月15日

初釜で今年の英気を養う

 初釜にお招きいただいたので、大和平群へ行ってきました。
 と言っても、これもお茶のお稽古の一環です。

 あいにくの雨と寒さの中、今朝の奈良は雪だったそうです。
 信貴・生駒連山は、うっすらと雪化粧でした。

 今年1年がよい年になるように、気持ちを引き締めての初釜です。
 お茶の先生のお弟子さんたち6人が集まり、和やかで楽しい会でした。

 待ち合いで白湯をいただいていると、今日は私がお正客を、と言われて飛び上がりました。まだ初心者なのに、とかいう言い訳も若い方々の前では通じません。歳相応に、何事も勉強であり、修練です。

 蹲いで身を清め、席入りして床の前に身を置くと、正面のお軸には「松樹千年翠」とありました。常住不変の真理を言う禅語です。
 次に炉の釜を、そして道具を拝見しました。台子に並ぶ水指・杓立・建水・蓋置が鮮やかな赤絵の皆具で、この場を明るくしています。

 香合は陶器で琵琶の形をしたものです。琵琶は弁天様の持ち物です。練り香が焚かれました。
 インドのヒンドゥー教でサラスヴァティーという女神は、芸術や学問などの知恵や知識を司る神様とされています。
 シタールのような弦楽器を手にして、白鳥、孔雀、蓮華等に座っています。サラスヴァティーは水とも縁が深いので、火に焚くお香との取り合わせがおもしろい、と思いました。今度インドに行ったら、こんな小物を物色して来て、香合に使ってみましょう。

 心尽くしの懐石のお弁当をいただきました。主菜である海老のシンジョウがおいしかったところへ、日本酒とお汁を肴にして呑む楽しみ方も教えていただきました。なかなかおもしろい取り合わせです。

 初釜につきものの花びら餅は、奈良のものだそうです。白味噌の餡が上品な味わいでした。中のゴボウもいい味がでていました。

 席入りし直すと、床には鶴首永楽の花入れに、ウグイスカグラと侘助が飾ってありました。

 濃茶に続いて薄茶をいただきました。
 濃茶の茶碗は、金と銀の楽茶碗です。薄茶茶碗には、大振りの紅梅が描かれていました。おいしいお茶でした。特に、濃茶の香りがほんのりと甘くて印象に残りました。

 みんなが先生のお手前をいただいた後、一人ずつ薄茶を点てることになりました。
 今日はお手前をすることはないと安心しきっていたので、慌てながら次客の方に一服差し上げました。
 写真を撮ってもいいとのことだったので、記念に掲載します。
 
 
 
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 今後とも研鑽を積むようにと、先生から『利休百首』をお年玉としていただきました。
 
 
 
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 一首ずつ解説があるので、帰りの車中で拾い読みをしました。お茶の世界が少しわかり、興味を持ってきたこともあるのでしょう。おもしろく読むことができました。

 帰りに、最寄り駅の元山上口駅でこんな貼り紙をみかけました。
 
 
 
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 数年前まで毎日乗り降りしていたこの駅も、ついに無人駅になってしまったのです。
 自分の人生と関わりの深かった駅だけに、寂しい気持ちになりました。これも、時代の趨勢なので仕方がありません。日本中が元気にならなければいけないな、との思いを強くしました。

 まっすぐに自宅に帰って、上京の用意をしました。京都駅発の夜行バスで、明日の午前中にある会議に出席するためです。

 京都駅から立川駅まで、夜行バスが出ているのです。最終の新幹線で上京しても、東京の宿舎から立川の職場までは2時間もの通勤時間がかかります。それなら、ということで、京都から立川へ直行するバスで上京することにしたのです。ただし、東京は大雪とのこと。一抹の不安を残しつつの旅立ちです。
posted by genjiito at 00:18| Comment(0) | *健康雑記
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