2012年04月28日

京洛逍遥(225)瑠璃光院と我が家でのお薄

 早朝の賀茂川散歩は気持ちのいいものです。
 鷺も鴨も、朝日を浴びて今日一日の活動を始めようとしています。
 木立の向こうには、日の出を受けた比叡山が望めます。
 
 
 
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 出雲路橋の下に、大きな鯉の大群を見かけました。10匹近くがゆったりと泳いでいます。どこから、どうやってここに来たのか、初めて見かける光景です。出雲路橋のたもとに錦鯉の養殖場があるので、そこから迷い出たのかもしれません。とにかく、賀茂川に珍客の出現です。
 
 
 
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 賀茂川の水は、年々清く澄んできています。鯉がこんなにきれいに見えるのは、多くの方々が川を大切にしておられるからです。今朝も、自転車で河原を移動しながら、道々に落ちているゴミなどを拾っておられました。市の職員の方々はもちろんのこと、こうした市民の方も川をきれいにしておられるのです。この川を守り伝えていかなければ、という思いを強くしました。

 お昼には、娘夫婦と出町柳で待ち合わせて、4人で青紅葉がみごとな八瀬の瑠璃光院へ行きました。春と秋には特別公開されるのです。
 これまでに、春と秋にそれぞれ妻と来ました。その時のことは、以下のように記しました。
 
「京洛逍遥(17)八瀬・瑠璃光院」(2007年10月29日)
 
「京洛逍遙(140)初夏の瑠璃光院」(2010年5月 9日)
 
 出町柳駅から叡山電車に乗って八瀬比叡山口駅で降りると、空気がひんやりと感じられます。
 
 
 
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 改札を出てすぐのしば漬け屋さんの店先に、大原女姿のお婆さんが座っておられます。JRの宣伝やテレビで人気の方だそうです。
 
 
 
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 人形の向こうに「アルバイト募集」のチラシが見えます。


アルバイト募集
職種 座ってるだけ
年令 80才以上
身長 150cm以下
備考 元気のない方
   昼寝付
時給 1,000円以上


 お婆さんは88歳です。よく話されます。「元気のない方」というのは採用基準を満たしていません。しかし、ここではそんなことはどうでもいいのです。

 お店の中には、こんなプラカードもありました。
 
 
 
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 なかなか楽しいお店です。

 食事は、高野川の清流を臨みながらいただきました。
 
 
 
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 瑠璃光院には今回で3度目です。いつ来ても、気持ちのいい空間に身を浸すことができます。目と鼻と口と耳を洗い清めることができました。八瀬名物の釜風呂に入れば、それこそ全身のお洗濯です。しかし、これは見学だけでした。お食事をした処にも釜風呂がありましたが、おいしい料理を堪能した後だったので、またの機会としました。

 瑠璃光院には、三条実美ゆかりの茶室「喜鶴亭」があります。娘たち共々、先月の結婚式が無事に終わったことを祝して、お茶をいただくのも楽しみでした。
 数奇屋造りの書院から瑠璃の庭を眺めながら、お茶をいただきました。心が軽くなる一時です。
 
 
 
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 帰りに娘夫婦が我が家に立ち寄ってくれたので、我が家でお茶を点てました。
 結婚式で新郎新婦が両親にお茶を点てた場面の写真をテレビに大写しにしながら、みんなに見られる中でのお点前で緊張したことや、お湯が熱かった等々、話に華が咲きました。お点前の経験が一切なかった新郎は、披露宴会場で衆人環視の中にもかかわらず、勇敢にも私と妻にお茶を点ててくれたのです。なかなか頼もしいところを見せてくれました。
 
 
 
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 お役ご免となった今日は、お茶を点てる苦役もなく、私と娘が点てるお茶を心置きなく口に運ぶことに専念です。
 楽しい中にも静かな時間が過ぎていきました。
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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