2011年09月01日

京洛逍遥(200)慶事のお香を松栄堂で

 お香と聞くと、すぐ仏事に思いが及びます。これは、線香からの連想でしょうか。
 ところが、慶事にもお香が用いられることを、娘の結婚を契機に知りました。

 2008年は〈源氏物語千年紀〉ということで、さまざまなイベントがありました。また、『源氏物語』をテーマにしたお香も流行しました。
 『源氏物語』の巻々をテーマにした「源氏かおり抄」という松栄堂さんのお香は、「桐壺」巻から「夢浮橋」巻に「雲隠」巻を加えてシリーズ化したものです。今でも、高い評価を得ているお香群です。

 本ブログでも、
「お香と『源氏物語』」(2008年3月7日)

「源氏千年(16)お香と源氏物語」(2008年3月23日)
で、その一端を報告しました。

 京都には、たくさんのお香の老舗があります。中でも、松栄堂さんは全国的にも有名です。

 お香を聞き分ける聞香は、私も実際に体験し、遊び心に満ちた文化として認識を新たにしたものです。

 本ブログの「『源氏物語』のお香と、初めての聞香」(2008年4月18日)では、実際に松栄堂さんで開かれた聞香の会に参加をしたことを書きました。お香を使った楽しい遊びの会でした。

 明日は、娘の荷物を新居に運びます。そして、今回の結婚に際して、新婦が初めて嫁ぎ先を訪問するので、その際に先方のご先祖様への感謝の気持ちを込めて、お土産としてお線香を持参してお供えする習慣が古くからあるそうです。

 婚礼などの慶事に使う進物線香と言われるものは、ネットの情報では朱色の塗り箱に入れて贈るとか。お慶びの色ということで朱色なのでそうです。

 初めて知ったことなので、この慶事のお香のことがどの程度認識が共有されているのかはわかりません。しかし、その意味が理解できたので、それではということで、松栄堂さんに行ってお香の相談をしました。京洛にあまたある薫香のお店の中でも松栄堂さんにしたのは、娘もここで開かれた聞香の会に参加したことがあるので、何かのご縁ということで決めました。
 
 
 

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 今日、9月1日に、めでたく入籍を終えたとの一報が入りました。
 なぜ今日? と聞くと、昨年の8月末日に私の大手術があり、9月1日は無事に私が命をつないだ記念すべき日なので、それにあやかって幸先のいいスタートの日にした、とのことでした。結婚式は下鴨神社であげたいとの願いが強く、一年前の予約に今春やっとこぎつけたので来年の3月にとりおこなわれることが決まっています。

 いい出会いに恵まれ、気持ちのいい生活がスタートすることを慶んでいます。
 明日は台風が来ます。これもまたよし。頼もしいスタートになることを、共に祝いたいと思います。
posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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