2011年08月09日

マック版日本語入力「ATOK2011」で不具合発生

 日本語で少し長い文章を書いていたときでした。
 日本語を入力していて、突然、キートップに書いてある仮名文字の刻印と違う文字が画面に出るようになりました。
 「むろ」と入力すると、画面には「へ_」と表示されます。へ?……
 どうやら、キーボードの右端の文字が思い通りに出ないのです。
 それは、以下のような規則的なものであることがわかりました。
 
「へ」→「゜」
「ー」→「\」
「゜」→「む」
「む」→「へ」
「ろ」→「_」
 
 先日、アップルのiPadがJISのカナ漢字入力に対応しないことに不満を漏らしたので、マックのパソコンのキーボードもカナ漢字入力に反乱しだしたのかと思いました。

 私は、パソコンで日本語を入力するのに、ジャストシステムのATOKを活用しています。
 私のパソコン利用年月は古く、PC-100のために開発されていた「JS-WORD」というワープロ用の「KTIS」に始まります。ジャストシステムが自前で発売した「jX-WORD太郎」の日本語入力システム「ATOKJXW(ATOK3)」は、ワープロの快適さを教えられた商品でした。これが、後に「一太郎」となります。娘が5歳頃のことなので、昭和61年以降のことです。

 あの頃は、さまざまな日本語ワープロが乱立していた時代でした。
 平行して、日本語入力プログラムとしては、1985年にバックスがアスキーと共同開発した「日本語入力フロント・プロセッサ VJE−Σ」をエディタに組み込んで使っていました。この「VJE」が、FEP(フロント・エンド・プロセッサ)と言われるものの最初のようです。

 それまでは、日本語がパソコンで扱えるようになったといっても、JISコード表から16進数を探し出し、カナ漢字1文字に対応するJISコードの数値を一つずつ入力して、漢字やひらがなを画面に表示していました。それが、FEPの登場で、飛躍的に入力の手間が軽減されました。

 管理工学研究所の「松」はプロテクトの問題で物議を醸しました。その「松茸」という日本語入力システムは、非常に変換効率のいいものでした。その他には、エー・アイ・ソフトの「WX」というものも、エディタに組み込んで使いました。勤務先では、富士通の「OASYS」が採用していた「OAK」でも日本語を入力していました。
 こんな大昔のことを書いていると、突然ですがサムシンググッドの「Katana」というものも使ったことを思い出しました。そういえば、NECの「AIかな漢字変換」や、エイセルのワープロ「JWORD3」用の「AJIP1日本語」も使いました。イーストのワープロ「EW」用の「E1」も。きりがありません。

 これらは、私がまだMS−DOSのパソコンを使っていた頃のことで、マッキントッシュを使うようになるずっと前の話です。マックを使うようになってからは、エルゴソフトの「イージーワード」というワープロの日本語入力システムである「EGBRIDGE」などのお世話になりました。
 その意味では、マイクロソフトの「Microsoft IME」は、他人のパソコンを使わざるを得ないとき以外は、まったくといっていいほど使うことがありませんでした。

 アップルのパソコンに付いている「ことえり」も、マック版のATOKを愛用している関係で、ほとんど使いません。
 今、エルゴソフトの「EGBRIDGE」を継承した物書堂の「かわせみ」があります。しかし、まだそれは使ったことがありません。「ATOK」に不満がでたら、「かわせみ」にしようと思っています。

 パソコン歴が30年ともなると、いろいろな小道具を使ってきたことになります。秒針分歩といわれたパソコンの草創期において、その中でも早い段階でMS−DOSを見切り、出来損ないの WINDOWS は無視して、ほとんどの日本語はマッキントッシュ版の「ATOK」で入力してきました。
 その日本語入力システムの「ATOK」が、今日はどうも変なのです。
 早速ジャストシステムに電話をし、対処方法を聞きました。

 電話での説明では、外国語の文字(例えばフレンチやジャーマン等)を一時的に選んだときなどで、元に戻るときにうまく切り替えができなくなることがあるそうです。今回は、そんなことはないのです。
 また、ATOK はキーボードを自動判別しているが、何かのタイミングで出来なくなったときに、キーボードの表示と入力文字がずれることがあるそうです。今回は、このようです。

 解決策は、ATOK の環境設定で、「入力補助」の中にある「キーボード配列」で、「キーボード配列の種類を変更する」の左にあるボックスをチェックし、「JISキーボードの配列」をクリックすれば本来の入力ができるようになる、とのことです。
 電話口で教えられるままにチェックを付けると、うまく元通りにカナ漢字変換ができるようになりました。

 マックユーザーで、かつ日本語をカナ漢字入力で使っている人が、今はどれくらいおられるのか知りません。
 しかし、参考のために、その設定画面を掲載しておきます。
 
 
 

110809_atok
 
 
 

 パソコンで日本語を入力することの複雑さを、こうしてトラブルに巻き込まれると思い知らされます。
 無事に元のように入力ができるようになり、今はホッとしています。
posted by genjiito at 23:51| Comment(2) | ◎情報社会
この記事へのコメント
私もかな入力で今回、不自由な思いをしました。10.7に対しての不具合と言うよりも、Safari5.1での不具合のようです。ジャストシステムでは、ATOK2011のテストではSafari5.1での動作に関しては検証していなてので。かな入力での不具合と同時に英字がとつぜん入力できない現象も発生していて、解決の策が
内容でアップルと調整中だそうです。ですので10.6での使用でも同じ現象が発生するそうです。
解決の見通しが経たないので、返品は受け付けると言うことでした。

私も長く、ATOKを使っているので今回のことは残念で、早期の解決を望むばかりです。多少、参考になればと投稿しました。
Posted by ちばちゃん at 2011年08月23日 17:29
貴重な報告をありがとうございました。
パソコンとつきあっていると、いろいろと問題が発生しますね。
その原因が、自分の側にあるのか、ソフトやハードのメーカー側にあるのか、わからないので余計にイライラしがちです。そのために仕事や作業が止まると、なおさらです。
今週も、エバーノートに不具合が発生し、起動しなくなりました。
エバーノートのサポートチームに解決方法を教えてもらい、事なきを得ました。
順調にコンピュータが動いているときはいいのですが、突然不調になるので困惑します。
まだまだ、パソコンは発展途上の未完成な情報文具だと思っています。
まだ当分は、根気強く付き合うしかないようですね。
今後も、よろしくお願いします。
Posted by genjiito at 2011年08月24日 19:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]