2011年08月03日

江戸漫歩(43)佃島の手押しポンプと賀茂川の月

 朝晩こころがけている食後の散策は、三日坊主に終わることなく、順調に続いています。

 今朝は、隅田川の下流に架かる中央大橋のたもとにある、佃島一帯を歩きました。もんじゃ焼きで有名な月島は、すぐ隣に続いています。

 ここ佃島は、摂津国西成郡田蓑島(大阪市西淀川区佃)の漁民が、江戸時代の初期に徳川家康との深い関わりから移り住んだところだそうです。今から400年前のことです。
 その鎮守さんである住吉神社に立ち寄りました。
 
 
 

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 今年の例祭は、今週末の6日に予定されていました。しかし、こんな張り紙がありました。


本年の例祭は3月11日発生の東日本大震災の影響により、宮神輿巡幸は来年に延期になりました。


 その決断をされた真意は、今はわかりません。しかし私には、日本の祭礼の意義が軽視されているように思えます。被災者のことを想いながら、神と共に魂の発動をみんなで盛り上げてほしいものです。
 神霊への言挙げや魂触りを悪いことでもあるかのように自粛するのは、大きな勘違いがあるように思います。お祭りは、遊びでもなければ、バカ騒ぎでもないのです。
 復興支援と称して芸能人を呼んだり集めてのバカ騒ぎこそ、自粛すべきです。報道関係者や番組制作者の思い違いと萎縮ぶりは、目を覆うばかりです。日本の伝統行事や文化理解を背景にして、被災地の方々にみんなで声援を送ることも意義のあることです。
 最近の復興支援という名の下のおもしろおかしく演出されたイベントは、個人技に頼りすぎているように思います。みんなでできることの一つに、全国各地でのお祭りもあると思います。

 さて、この佃島の一角には、一メートルほどの路地を挟んで、向かい合うように民家が立て込んでいたりします。かつての日本の懐かしいたたずまいが見られます。

 そんな中で一軒の玄関先に、こんな手押しポンプを見かけました。
 
 
 

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 私が小さかった頃は、水道がまだ家に来ていなかったので、共同井戸のポンプで水を汲み上げていました。その水を飲み、ご飯を炊いていました。
 冬になると戸外にあるポンプが凍るので、お湯を沸かしたヤカンを左手に持ち、ポンプの上の口から注ぎながら、右手でギコギコと梃子の棒を上下させたものです。
 この佃島で、まだ現役で動いているポンプを見て、飾りとなりつつある懐かしい道具に、誇らしげな持ち主の思いを感じ取りました。
 これもまた、早朝のいい風景として、目に映りました。

 明日は、京大病院で内視鏡による検査です。一仕事終えると、大急ぎで新幹線に乗りました。
 夕刻は、京都の自宅のそばの賀茂川をウォーキングです。
 
 
 
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 北大路橋からは三日月が見えました。
 
 
 

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 隅田川の川縁は、石畳やアスファルトの道です。そして、川に架かっているのは立派な大橋です。
 対する西の賀茂川に沿った散策路は、土と草の道です。そして、川に架かるのは小さな橋と飛び石です。
 東と西の散歩道は、こんなに違うのです。あまりにも対照的なので、お互いの土地柄を味わいながら楽しんで歩けます。

 お盆まで、昨年の手術に伴う検査の日々が続きます。あれから一年。とにかく、何とかここまで大過なくきました。
 充分に身体の隅々までチェックをして、また今後に備えたいと思います。
posted by genjiito at 23:30| Comment(0) | ・江戸漫歩
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