2011年04月07日

池田亀鑑の好物


 鳥取県の日南町で「池田亀鑑文学碑を守る会」の事務局長をなさっている久代安敏さんから、いつか質問を受けたことがありました。それは、日南町ゆかりの作家である井上靖と松本清張は、ともに羊羹が大好きだったけれど、池田亀鑑はどうだったのか、ということでした。

 昨日、池田亀鑑の息子さんと奥様にお目にかかり、親しくお話をお聞きした中で、このことも伺いました。
 結論は、池田亀鑑も羊羹が大好きだったそうです。甘党だったのです。

 それ以上に、甘酒にはうるさかったようです。それも、並みの好きさ加減ではありません。こだわりは、『源氏物語』の本文研究以上です。

 まず、池田亀鑑はお酒は飲みませんでした。飲めないのではなくて、飲まなかったのです。その理由は、仕事に差し障りがあるから、ということでした。
 私のまわりにも、同じ理由で飲まない人が何人かいますので、その気持ちはわかります。

 さて、甘酒です。これは、東京の神田明神の門前の「天野屋」のものを、という指定があったのだそうです。そのこともあり、今でも池田家では、お正月にはこの「天野屋」の甘酒を買ってきてお供えしているとのことでした。

 与謝野晶子も池田亀鑑の家に出入りしていたので、晶子の生家である堺市鳳にある駿河屋の羊羹も指定されていたのかと思いきや、それは特に指示はなかったようです。
 与謝野晶子は、羊羹好きの池田亀鑑のもとを訪問する時に、実家の羊羹を手土産に持ってきたのでしょうか。これは聞きそびれてしまいました。この次に伺ってみたいと思います。
posted by genjiito at 21:48| Comment(0) | □池田亀鑑
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