2011年03月11日

日南町の井上靖と池田亀鑑

 縁あって、鳥取県日野郡日南町に足を運ぶのは3度目となります。
 この地は、井上靖・池田亀鑑・松本清張と関わりの深い町です。

 井上靖が『通夜の客』において、「岡山で伯備線に乗換え、あのいかにも高原の駅らしい上石見の小さくて清潔なプラットホームに降り立った時はもう暮方でした。」と語る上石見駅は、今も同じところにあります。
 池田亀鑑も随筆集『花を折る』で、「岡山県を出た伯備線の列車が、高梁川に沿うて北上し、中国山脈をこえて鳥取県にはひつて最初の駅、そこでおりて、また小さな谷川を一里ばかりさかのぼると、三方山にかこまれた小さな部落がある。そこは、わたくしの生涯わすれることのできない、なつかしいふるさとである。」(「私のふるさと」二頁、BK放送、昭和二十五年十二月)と言っています。

 岡山県と鳥取県の県境にある上石見駅は、トンネルを抜けるとすぐの駅です。
 
 
 

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 その上石見駅に近いところに、今夜は宿を取っています。池田亀鑑が生まれた家も、この宿の近くにあります。亀鑑が通った小学校も。

 今日の午後は、井上靖について、昨年おせわになった伊田さんに、さらに詳細なお話を伺うことができました。
 また、井上靖が『通夜の客』で描いた山道を、実際に連れて行ってもらいました。今も、小説に語られた道が残っていることに驚きです。

 その後、池田亀鑑が生まれたお宅に伺い、当時の家がそのまま移築された槙原さんのお宅も拝見しました。

 今は、まだ旅の最中なので、新たに今日知り得たことの詳細は、帰ってからにしましょう。

 明日は、日南町生涯教育総合推進協議会が主催のイベントで、私は池田亀鑑についてお話をすることになっています。

 そのことも含めて、明日改めて報告したいと思います。
posted by genjiito at 22:45| Comment(0) | ・ブラリと
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