2011年02月07日

国文研の展覧会「物語そして歴史」

 国文学研究資料館では、「新収資料展」として、次の展覧会を開催しています。
 
 
 
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「物語そして歴史−平安から中世へ−」
平成23年1月24日(月)〜3月18日(金)
開館時間:午前10時〜午後4時30分
※会期中 日曜日、祝日は休室。
入場無料
展示替え︰2月7日、2月21日、3月7日

 
 
 
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 今回の展示では、何と言っても奈良絵本『うつほ物語』が必見です。

 展示室には、国文研本『うつほ物語絵巻』(巻子5軸、28図)だけではなくて、九州大学附属図書館本(巻子5軸、18図)も一緒に並べてあります。
 共に縦30センチ強で10メートル以上の長さの巻物です。それを、惜しげもなく拡げています。

 内容は、俊蔭巻の本文と絵で構成されています。江戸時代前期の製作だと思われます。
 『うつほ物語』の絵巻は、この2つ以外には、天理図書館と九曜文庫にあるだけです。伝存するものが少ないので、今回その内の2種類の原本が見比べられるのは貴重なことです。

 なお、九州大学附属図書館本は、「日本古典籍画像データベース」として同図書館からインターネットを通して公開されています。
http://mars.lib.kyushu-u.ac.jp/infolib/meta_pub/CsvSearch.cgi

 今回の国文研での展示では、展示室の入口のカウンター上に「書目解題」と共に、『うつほ物語絵巻』の補足資料があります。これを忘れずにお持ち帰りください。
 この補足資料は、カラー写真を用いて、国文研本と九大本の絵を比べています。簡単なものですが、展示を見終わってからご自宅でこの資料をご覧になれば、もう一度原本を見たくなること必定です。
 何度でもお越しいただければ、と思っています。

 『うつほ物語』以外には、『竹取物語』『落窪物語』『伊勢物語』『大和物語』『栄花物語』『大鏡』『とりかへばや物語』『松陰中納言物語』『忍音物語』『枕草子』、そして中世では『平治物語絵巻』などなど、多彩な新収資料も展示しています。

 立川へ、ぜひ足をお運びください。
 立川駅北口から2番のりばのバスに乗り、5分ほどで「立川学術プラザ」に着きます。降りてすぐ目の前が国文学研究資料館です。
posted by genjiito at 22:19| Comment(0) | ■古典文学
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