2010年10月26日

西国三十三所(25)長谷寺

 長谷寺は、西国三十三所の第8番札所です。
 
 
 
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 仁王門から続く登廊の石段は、全部で399段あります。初廊は段差を無視して歩けます。
 登りつめると、どっしりとした本堂が迎えてくれます。
 
 
 

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 この広場から初瀬川を臨むところに、『源氏物語』に関する説明板がありました。
 最近出来たもののようです。
 
 
 
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 これまで長谷寺は、あまり『源氏物語』との結びつきを強調していなかったように思います。それ以外に、長谷寺は日本の文学作品にはたくさん登場するので、『源氏物語』という名前に頼る必要がなかったのでしょう。その意味では、この説明板は1つの変化ではないか、と思っています。
 境内でここ以外には、特に『源氏物語』を想起させるものはありません。これが、歴史の重みというものなのでしょうか。

 石の上に立つ十一面観音は、後背を含めると高さが12メートルもあります。私は、このお顔の髭が、いつも気になっています。なんとなくユーモラスな感じがするのです。親しみを感じます。

 長谷寺に来て本堂の舞台に立ち、登廊から参道や長谷川にかけての長谷の町並みを眺め、そして五重塔を見ると、いつも気持ちがスッキリします。
 
 
 

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 『源氏物語』で玉鬘たちがこの長谷寺に籠もった話が、あまり実感として湧かないのはどうしてなのでしょうか。当時の長谷寺の構造が、今と大きく違うのではないかと、勝手に想像しています。

 長谷寺は帰り道もいいですね。私が好きな石段です。緩やかな曲線が気に入っています。
 
 
 
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 長谷寺の御詠歌は、次の通りです。


いくたびも
まゐるこころは
はつせでら
やまもちかひも
ふかきたにがわ

 
 
 
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 長谷寺でも、お軸は丁寧に扱ってもらえませんでした。きれいに仕上げたいと思っているので、きちんと文鎮を使って書いてほしいものです。


 帰りの参道で、『源氏物語』に関するものを2つ見つけました。

 まずは、「長谷 紫 源氏」という日本酒です。
 
 
 
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 紫の上も光源氏も、この長谷寺には詣でていません。パンフレットによると、紫式部が2度の長谷詣でをしているとか。そうでしたっけ? 思い出せません。
 それはともかく、飲んでみることにしました。製造は初瀬とありますが、三輪の酒造所のものだそうです。

 もう一つは、輿喜天満神社の玉鬘にあやかった縁結びのおみくじです。
 玉鬘は、たくさんの男君たちに言い寄られます。また、子宝にも恵まれました。九州から上ってきて、この長谷寺で幸運の人生を引き寄せたのですから、このおみくじの着想はおもしろいと思います。
 これは、もっとおもしろくできそうです。今後に期待しましょう。
 
 
 
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posted by genjiito at 07:20| Comment(0) | ・ブラリと
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