2010年10月25日

西国三十三所(23)岡寺

 橿原神宮前からバスに乗りました。岡寺駅からでは、バスの本数が少ないので注意が必要です。万葉博物館や明日香の石舞台を通って行ったので、飛鳥の観光気分に浸ることができました。

 この飛鳥の地は、大阪の高校で教員をしていた頃に、生徒を何度か遠足で連れてきたり、家族や親戚と飛鳥巡りをしたので、勝手知ったる地域です。
 遺跡が発掘されたときにも、現地説明会を聞きによく来ました。
 また、松本清張の小説『火の回路』(後の『火の路』)でゾロアスター教の施設ではないかということで注目を浴びた、酒船石などの石像遺物も、ワクワクします。
 この小説は、朝日新聞の夕刊に連載されました。その当時、朝刊には井上靖の『星と祭』が、夕刊がこの清張作品でした。ともに、掲載されていた新聞を新聞配達店で住み込みながら配っていたので、なおさら思い出深い小説です。

 岡寺は、バスで来るとこんな鳥居を潜って、細い道を登っていきます。
 
 
 

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 まだ、こうした古い民家に出会えます。車で来たときには駐車場からすぐ上がったので、この道は通りませんでした。いろいろな経路で来ると、楽しいものが眼に付きます。
 
 
 
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 前方に岡寺の三重塔が見えます。
 また、峠の茶店風の雰囲気が、いにしえを感じさせてくれます。
 
 
 
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 岡寺の観音様は、大きな塑像です。間近に見られるので、感激も一塩です。
 
 
 
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 岡寺の御詠歌は、次の通りです。



けさみれば
つゆをかでらの
にはのこけ
さながらるりの
ひかりなりけり



 帰りに、トイレに祀ってあった像が気になりました。「烏瑟沙摩明王」とあります。
 
 
 
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 受付の方に聞いてみました。すると、不浄の神様だとか。
 すぐに持っていた iPhone で調べると、ウィキペディアにこう書かれていました。


 烏枢沙摩明王は古代インド神話において元の名をウッチュシュマ、或いはアグニと呼ばれた炎の神であり、「この世の一切の汚れを焼き尽くす」功徳を持ち、仏教に包括された後も「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるとする、幅広い解釈によってあらゆる層の人々に信仰されてきた火の仏である。


 まさに、トイレの神様なのです。こんなお寺の配慮に好感を持ちました。
posted by genjiito at 07:42| Comment(0) | ・ブラリと
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