2010年10月19日

西国三十三所(18)施福寺

 今日の巡拝は、これまで以上にiPhone をフルに活用しての札所巡りです。移動しながら、効率的に目的地を絞って行く方法で参拝しました。

 西国札所のスタンプラリーに限らず、このiPhone を使った探索も、ゲーム感覚で楽しめます。
 とにかく今は、歩くことと自然探査を通して、効果的なリハビリの成果を挙げることが目的なので、飽きないでゴールにたどり着くことを考えて、さまざまな試みをしています。

 時間と方角と距離を考えながら、天王寺駅に着いたところで、行き先を施福寺と決めました。いつもは、行き先を決めてから自宅を出ていました。しかし、今日はiPhone 頼みです。
 天王寺駅で決まった今日の予定は、和泉府中駅からバスを乗り継いで1時間。そして歩いて30分の山登りとなります。

 かつて、この施福寺のある槙尾の近くの学校に勤務していました。車で通勤したときなど、この山の下を通りました。
 勤務先はおしゃれな学校で、若い学生たちと一緒に、楽しく古典文学のことを語っていました。当時を想い出させる、懐かしい道です。

 家族とも、何度も来ました。みんな、急な山登りをしながら、疲れた、もういい、帰る、と文句を言いながら登ったものです。
 次の写真は、今から6年前、母が亡くなった後の施福寺への巡拝のときです。
 
 
 
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 西国札所の中でも、この施福寺は難所の一つです。山道も、自然石を置いただけの急勾配が続きます。ところどころで、石仏も見守ってくれています。
 
 
 

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 登り始めたころに、幼稚園の子どもたちと出くわしました。みんなワイワイとはしゃぎながら降りてきました。
 
 
 
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 すれ違うときには、「ようおまいり」「こんにちは」と声を掛け合います。これが、元気の源となります。

 本堂は、重たそうな屋根を被って、ヒッソリと佇んでいます。
 
 
 
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 標高600メートルの山頂からの景色は、金剛山や葛城山などが見渡せて、山巓の大自然に身を置くことができました。
 
 
 
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 登りでは、片道30分と言われるところを、呼吸を整えながら急ぎ足で20分。帰りは少し早足で、それでいて上下動を抑えた歩き方で15分でした。
 これは、もうリハビリではありません。完全に、体力、持久力、そして根気を養う鍛錬です。
 自分の身体をシッカリと作りたい、という明確な目的意識があるので、こうして少しずつ負荷を上げていけるのです。西国札所巡りを続ける中で、しだいに修行の趣を呈してきています。

 今、問題なのはただ一つ。
 食事を取るタイミングと、一回の分量です。これには考えることで頭を使うので、どうも苦手です。身体を動かすことの方が、リハビリとしては楽です。しかし、毎日こまめに取り組まなければならないことなので、自分で自分の身体に覚えさせる以外に、誰も助けてはくれません。

 さて、施福寺というと、すぐに思い出すのはキクラゲです。
 登り口にあるお店で、白と黒とのキクラゲが、今日もありました。ただし、消化がよくなさそうなので、今回は手にしただけで買うことは控えました。
 
 
 
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 帰りのシャトルバスが出るまでに、あと2時間近くあります。シャトルバスから乗り継ぐ麓のバス停まで4キロだとのことだったので、自力で歩いて下ることにしました。

 曲がりくねった川沿いの道をひたすら下ります。
 
 
 
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 1時間かかるところを、意識して姿勢を正したウォーキングスタイルで、しかも早足で歩いたこともあり、40分で麓のバス停に出ました。1キロを10分のペースなので、今の身体の状態からいえば、よく歩いた方でしょう。

 しかし、もうすぐバス停というところで、細い道の先を走り行くバスが横切って行くのを見かけました。
 もう数分早く歩けばよかった、と思う自分と、これが今の自分の身体では一番いい状態で歩いたのだから、これでよしと言うべきだ、という自分がいました。頑張れと言う自分と、よくやったと言う自分が半々になったことを、今は喜んでいます。スローライフの意識が、少しではありますが芽生えていることを実感しています。

 バスは行ってしまいましたが、幸いなことに、来たときの和泉府中駅ではなくて、大分手前ですが、和泉中央駅行きのバスがしばらくすると来ました。バスに乗り、iPhone を片手に、帰りのコースを組みました。

 今日の施福寺の御詠歌は、次の通りです。


みやまぢや
ひばらまつばら
わけゆけば
まきのをてらに
こまぞいさめる

 
 
 
101018_jiku
posted by genjiito at 07:23| Comment(0) | ・ブラリと
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