2010年07月07日

京洛逍遙(149)賀茂川畔の欅並木

 井上靖の『欅の木』を読んだことにより、欅の木について興味が湧きました。

 京都の欅は元気だろうか、と。


 早速、京都のど真ん中を南北に走る堀川通りに行ってみました。

 堀川北大路から上賀茂神社に向かって北上すると、立派な欅並木が眼に飛び込んで来ます。







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 これまでは意識しなかった欅並木です。しかし、『欅の木』を読んだ後は、見る目が違っています。オオーッ、と思わず声が出ます。


 毎週ウォーキングをする自宅横の賀茂川に出ると、これまた欅がたくさんスックと立っているのです。これまでは、何とも思っていなかった木たちです。

 来月のお盆には送り火で夜空を焦がす大文字を望むと、自ずと欅が立ち並んでいることに、改めて気づかされました。







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 自宅のそばの信号から植物園を見やっても、欅が仁王立ちしています。







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 いつも見慣れた風景なのに、欅が意識されるようになると、また違った景色に見えてきます。不思議なものです。


 その手前の、賀茂街道沿いの欅を見上げました。







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 人間とは異なる時の流れを生きる欅の、その無心な姿と生命力に、言いしれぬ力をもらった気がします。


 何でもなかった景色が、何でもない自然の営みの中に、とても意味ありげに見え出したのです。そして、この欅の木たちと話ができるのでは、と思うようになりました。なにげなく生きている日々の中に、一本の木と語り合えるような気がしてきました。


 還暦に近いこの歳になって、ほんの少しだけですが、成長したように思います。


 こんな気持ちにさせてくれた井上靖に感謝します。




posted by genjiito at 00:17| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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