2010年06月18日

京洛逍遥(147)京都大アンティークフェア

 早朝から、京都駅前のキャンパスプラザ京都で一仕事をしてから、小雨の中を「第47回 京都大アンティークフェア」に足を伸ばしました。

 昨年のちょうど今頃、2009年6月22日に「京洛逍遥(85)京都府総合見本市会場の骨董市」という記事を書きました。
 竹田駅のパルスプラザで開催された「京都大アンティークフェア」に行ったときの話です。

 そのときには、幕末の源氏物語屏風に興味を持ちました。
 保存状態のいい、きれいな絵でした。ただし私が気になったのは、空蝉と軒端荻が囲碁をする場面で、光源氏が垣間見をするところでした(前掲ブログ参照)。2人の女性は、囲碁ではなくて双六(バックギャモン)をしているのです。珍しい図様でした。

 こんな名品・迷品と出会えるので、こうしたフェアはおもしろいのです。

 今日は、雨の日にもかかわらず、たくさんの人でごった返していました。来場者の7割は女性です。賑やかなことです。
 
 
 

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 出展数約350店、骨董品・古美術品など150万点以上の展示と即売会でした。しだいに人が増え、やがて歩くのも大変な人混みとなりました。

 今回も、源氏絵の屏風がありました。
 
 
 
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 なかなかいい出来の屏風絵です。
 『源氏物語』から10場面を選んで、6曲1双の屏風に仕立てています。

 2階にも、源氏絵の屏風がありました。やはり、屏風絵は派手なので、好んで作られるのでしょう。ただし、これは相当補修の手が入っていました。
 
 
 
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 この屏風の裏には、お弟子さん4名の手になる色紙が貼り付けてありました。
 
 
 
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 「垣内先生を偲ひまつりて」として、「ゆふそらの云々」の和歌などが書かれています。

 別のコーナーには、柿本人麻呂の人物画が、輪郭線に和歌を配して描いたものがありました。
 
 
 
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 人麻呂像というと、烏帽子をかぶった人麻呂が、左手に紙、右手に筆を持った直衣姿で描かれることが多いものです。この絵は、その図様をとりながら、絵の中に葦手風の文字で和歌を組み込んでいます。葦手風の文字と絵による装飾的な人物画になっているのです。
 人麻呂の身体と着衣を構成する和歌は、『古今和歌集』の次の有名な歌です。

ほ の/\と あかしの うらの あさ霧に
しまかくれ行 ふね おしそおもふ



 なかなかおもしろい作例だと思いました。ただし、後代の墨でのナゾリがなされているように見受けられます。買うか買わないかは、好き嫌いの問題です。私は、思案中です。

 ここに紹介した写真は、各お店(「日吉堂」「スミコ」「大徳」)の方に撮影の確認をしてのものです。さらに詳細なものは、個人的に撮影させていただいたので、掲載は控えておきます。

 あまり熱心に見ていたせいか、絵描きさんですか? と訊かれました。
 私は、芸術家の雰囲気があるのでしょうか。少し、嬉しくなりました。
posted by genjiito at 23:52| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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