2010年03月21日

京洛逍遙(128)四条京町家で横笛体験

 横笛体験の二回目です。
 前回は、みやこメッセでの初体験でした。

 「京洛逍遙(121)「みやこめっせ」で文化体験」

 あの時は、まったく音が出なかったので、今回は再挑戦となります。今回の会場は、四条京町家の二階でした。
 
 
 
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 教えてくださったのは、この前と同じく榊原先生です。
 
 
 
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 私のことを覚えていてくださったようで、今日はきれいに音が出ていましたね、と声をかけてくださいました。
 そうなのです。前回が嘘のように、今日は最初から音が出たのです。
 唇に歌口を合わせる、場所と角度が決め手であることがわかりました。1本の竹に穴を空けただけの、簡単な楽器です。しかし、8種類の音階も出せました。音が出ただけで、嬉しくなり、何度も吹いてみました。
 しかし、それでも澄んだ音はでません。息の音の方が、どうしても耳障りです。これは、真面目に取り組む価値のあることだと思うようになりました。

 平安時代に、「葉二(はふたつ)」という名笛がありました。
 これは、博雅三位にまつわる笛です。『十訓抄』、『江談抄』、『御堂関白記』などによると、朱雀門の鬼〜博雅三位〜浄蔵聖人〜藤原道長〜藤原頼通と伝流したものだそうです。
 この笛は、宇治の平等院に収蔵されていました。しかし、1334年に楠正成が火をかけたために消失したようです。

 その「葉二」の笛を、京都伝統産業青年会のみなさんが再生させようと、このたび「平成の葉二」を作製されました。
 たまたま、体験の場であった座敷でその作品を見せてくださったので、練習用の篠笛と並べてみました。
 
 
 
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 漆塗りの笛の歌口(吹き口)に、蒔絵で双葉が描かれています。
 なお、平安時代の「葉二」は「龍笛」だったもと言われているそうです。

 今回の横笛体験は、京町家の二階でありました。その一階には、漆塗り職人の方々が製作された漆塗りの笛が展示されていました。
 
 
 
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 また、銅管の笛、木の笛、西陣織の笛袋、そして金工・陶磁器の頭金など、まさに京都の伝統工芸の面目躍如たるものが並んでいます。
 
 
 
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 これからも、いろいろなことに挑戦してほしいと思います。

 いろいろとお話をしてくださった横笛奏者の榊原恭子さん、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
posted by genjiito at 23:51| Comment(0) | ◎京洛逍遥
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